2016年度学生の活躍
4月6日:H28年度の鹿児島大学理学部物理科学科の花見を行いました。研究室の4年生の高永君、萩尾君、増満君らが中心のオーガナイズし、多くの学生が協力したので大成功でした。当日は雨で、場所を変更変更して行いました。
K-Lab
4月15日:この夏、台南市(台湾)で行われる国際会議:International Conference of the Asian Union of Magnetics Societiesに研究発表を目指し、研究室の大学院生とスタッフが研究発表要旨を応募していましたが、この日までにすべての結果が返ってきました。無事全員アクセプト(合格)し、発表する予定です。以下、発表者と内容を記します。
 
小山佳一:K. Koyama, A. Tanaka, S. Yoshinaga, Y. Mitsui, H. Sasaki, T. Kanomata, ”Magnetic Properties of Weak Itinerant Electron Ferromagnet Au4V under high magnetic fields”(2016年3月に卒業した田中杏奈さんの卒論の成果です)ポスター
 
三井好古:Y. Mitsui, R. Kobayashi, R. Y. Umetsu, K. Takahashi, M. Mizuguchi , K. Koyama, “In-magnetic-field Annealing for Mn-based alloys”, 口頭発表
 
博士課程後期(ドクターコース)学生
Adline N. Nwodo: A. N. Nwodo, R. Kobayashi, T. Wakamori, Y. Mitsui,  M. Hiroi, K. Takahashi, Y. Uwatoko, K. Koyama, “Magnetic and Structural Properties of Mn1.9Fe0.1Sb0.9Sn0.1 under Magnetic Fields”
 
尾上昌平:M. Onoue, K. Ozono, Y. Mitsui, M.  Hiroi, R. Y. Umetsu,K. Takahashi  Y. Uwatoko, K. Koyama, “Magnetic Properties of MnCo1-xFexGe (0 ≤ x ≤ 0.12)”
 
博士課程前期(修士課程)学生
若森太音:Taoto Wakamori, Yoshifuru Mitsui, Kohki Takahashi, Rie Y. Umetsu, Masahiko Hiroi, Keiichi Koyama, “High Field X-ray Diffraction Measurements in Mn2Sb0.9Sn0.1”
 
吉永総志:Soshi Yoshinaga,Takeshi Kanomata, Keiichi Koyama, “Pressure Effect on Weak Itinerant Electron Ferromagnet Ni3Al”
 
山下美咲:Misaki Yamashita, Kenichi Abematu, Khoki Takahashi, Yoshifuru Mitsui, Keiichi Koyama, “Synthesis of Mn-Bi Alloy using a Quenching Furnace under High Magnetic Fields”
 
宮崎泰樹:Daiki Miyazaki, Yoshifuru Mitsui, Kohki Takahashi, Keiichi Koyama, “Magnetic Fields Effect on Phase Formation of Ferromagnetic MnBi Synthesized by Reactive Sintering”
 
高木観雄:A. Takaki, Y. Mitsui, D. Miyazaki, R. Y. Umetsu, K. Takahashi, K. Koyama, “Magnetic Field Effects on the Morphology of Bi-Mn System”
 
小林領太:R. Kobayashi, Y. Mitsui, R. Y. Umetsu, K. Takahashi, M. Mizuguchi, K. Koyama, “Magnetic Field-Induced L10-Ferromagnetic MnAl”
学生は全員ポスター発表
です。研究室の10名で台湾に行きます。ほとんど研究室旅行イン台湾って感じです。
が、その前に厳しい論文執筆が待っていますよ!
4月20日:この6月にアメリカで行われる国際会議:7th International Workshop on Materials Analysis and Processing in Magnetic Field”で三井准教授が招待講演を受けました。研究室からは、小林君もポスター発表する予定です。
4月20日:サイエンスクラブ発表会がありました。昨年度、研究室で放課後、自主研究をしていた1年生の渡邉有美さんが、磁気冷凍物質の研究成果発表をしました。とてもよくまとまっていました。
4月20日:今年も日本学術振興会研究成果の社会還元事業”ひらめき☆ときめきサイエンス”に採択されました。この秋に中高校生向けの面白実験体験スクールをします。科研費も内定をいただき今年から4年間で2つのプロジェクトを研究室の学生らとともに推進します。
5月2日:研究室ミーティングを開きました。その後、集合写真。全員揃っておりませんが、今年の研究室メンバーです。
新しい特任助教のイザベラ先生が着任しました。物質科学と電子電気廃棄物から貴金属抽出が専門の先生で、東北大学多元物質研究所からきました。強磁場科学と金属抽出化学との融合領域研究へ進むと期待しています。
4月26日:研究室大学院1年の小林くんが、去る3月に行われた金属学会で優秀ポスター賞を受賞しました。その賞状が届きました。
おめでとうございます。
5月9日:研究室の新歓がありました。就職活動の関係で全員参加が難しいです。
5月11日:物理科学科新入生歓迎会がありました。大学院1年生企画でノンアルコールパーティーです。研究室の小林くんと高木くんも協力して、企画準備運営をしていました。ご苦労様です。
5月12日:研究室の学生に朗報が届きました。ゆえに、今夜も祝杯!
5月20日:東北大学金属材料研究所附属強磁場超伝導材料研究センターに行ってきました。今週、小林くんと三井准教授がセンターで実験しているので見てきました。
5月25日:鹿児島大学産学官連携推進センター知財部門で、特許出願の審査会がありました。「ある磁場効果」について、審査を受けました。私が発表で、その他、三井准教授、大学院の小林くんが参加しました。
小林くんが、サイエンスクラブで学部2年の時に始めた「ある磁場効果」について、修士論文研究とは別に、現在も研究を続けており、2件目の特許出願となりました。
 
5月27日:審査をパスして、鹿児島大学から「ある磁場効果」を出願することが決まりました。
5月27日:東北大学多元物質研究所のマリウシュ・グラブダ博士が研究室にきました。セミナーを開きました。希土類金属の化学的抽出について、理論的研究の成果を発表してくれました。
5月27日:学生から朗報が2件届きました。全部で4件の朗報。これらの朗報とは関係ない会ですが、私の祝杯になりました。
5月31日:サイエンスクラブの渡邉有美さんが、 電磁気学の授業終了後に実験をするとのこで、実験室に見に行きました。彼女自ら、いろいろ情報を集めて、実験したいと申し出がありました。実験プランを聞いて、議論し、実験OKを出しました。物質科学に関する研究テーマです。どんな実験をしているかは、ヒミツで〜す。万が一、すごい結果が出てもいいように、ビデオ撮影してでの実験開始です。
 なかなかいいセンスで実験をしていました。実験終了後、渡邉さんが試料と実験器具のある状態に気づき、「おおお〜!」。最初の実験としては成功です。とても面白かったです。彼女はペンチを100円ショップで買ってきていて、それをつかって次の実験を開始しました。私は、今夜、缶ビールのビールを飲んで、その空き缶を彼女の実験のために持ってくることになりました。
 サイエンスクラブ参加してくれる1年生を募集しています。
 
今週は、三井先生が強磁場中X線回折測定のため、大学院2年生の山下美咲さんが強磁場中実験装置の評価のため東北大学金属材料研究所に出張しています。
6月1日:東北大学金属材料研究所に派遣しているM2の山下美咲さんから研究報告がありましたので、紹介します。
 鹿児島大から移送した強磁場中実験装置を東北大金研で組み上げ終わって、15テスラの磁場(地磁気の30万倍の強さ)で試験を終えたとのこと。右の写真は、強磁場中実験装置2号機です。2号機の問題点を洗い出し、3号機開発へ、一部材料変更を提案してきました。これから、1号機を使って強磁場試験。2号機を使って性能試験と磁場を抑えて本実験を開始するとのことです。3号機は世界最強磁場下での実験になることを期待しています。 楽しみです。
6月2日:東北大学金属材料研究所に派遣しているM2の山下美咲さんから研究報告がありましたので、紹介します。
 鹿児島大から移送した強磁場中実験装置1号機を東北大金研で組み上げ終わって、15テスラの磁場(地磁気の30万倍の強さ)で試験を終えたとのことです。右の写真は、強磁場中実験装置1号機です。後ろにあるのは、15テスラ強磁場超電導マグネットです。
 鹿児島大の実験室では、学部2年生の渡邉さんが、自主研究の実験を繰り返していました。
6月3日:今週、東北大学金属材料研究所に派遣しているM2の山下美咲さんから実験の様子を写した写真が送られてきましたので、紹介します。
 上の写真が、鹿児島大から送った(山下さんが製作した)強磁場中実験装置を、東北大金研強磁場センターで調整している様子です。
 下の写真は、調整した装置を、15テスラ超伝導マグネットに取り付けている写真です。
 山下さんは現在、就活中ですが、東北大で1週間実験をしています。がんばれ!
6月14日:先々週、東北大学金属材料研究所で、M2の山下美咲さんが自ら作った強磁場中実験装置1号機、2号機の強磁場中試験の結果を受けて、3号機を作ることになりました。山下さんが吟味の末選択した資材が届きました。
 今回は、布ベークライト、布ベークライトパイプ、ポリカーボネイトパイプを用意したとのことです。7月の中旬に東北大金研強磁場センターで山下さんが実験する予定なので、これから1ヶ月で装置を製作することになります。先々週の装置の性能試験も上々で、実際の結果も15T強磁場でバッチリ成功でした。
 多分、現在のところ世界最高磁場下での実験成功になると思います。論文にするにはあと一つデータが必要だったので次回はそれも実験してください。類似の装置の報告は、フランスの博士論文での記載のみで、実際の強磁場中の実験データは報告されていないようです。強磁場実験装置3号機の性能が、1号機、2号機を上回れば、世界最高装置になります。
 山下さんも無事就活も終わったようで、社会人としての活躍も楽しみです。
6月6日:ちょっと戻りますが、6月に実験室の超伝導マグネットセットを隣の低温物理グループに譲渡しました。
7月1日:神戸大学理学部から大久保准教授が研究室にきました。研究室のフランス製ベクトルネットワークアナライザー(VNA)を神戸大に移設するためにきました。さらばVNA、ん千万円の装置ですが、これをつかって3名が博士号を取得しました。一人は、神戸大-東大-独研究所。一人は、米国強磁場研究所-東北大金研-理研、もう一人は、つくば研究所ー東大物性研とみな大活躍です。神戸大理学部で、さらに人材育成に活躍することを願っています。私の研究はさらに新しい材料科学に挑戦します。
7月13日:大学院M2山下美咲さんの強磁場中急冷装置3号機が出来上がりました。7月末の東北大金研での強磁場実験にむけて、試験運転をしています。
7月15日:大学院M2山下美咲さんの強磁場中急冷装置3号機を東北大学金属材料研究所強磁場センターに送るために、装置を一旦分解、荷造りをしています。
7月22日:大学院M2山下美咲さんの強磁場中急冷装置3号機を使った東北大学金属材料研究所強磁場センターでの実験は成功しました。この成果は、来月の台湾での国際会議で発表されます。
7月31日:研究室の大学院生全員とで台湾の国際会議に参加します。鹿児島空港。
7月31日:午後、無事全員台湾桃園国際空港に到着しました。これから台湾新幹線に乗って台南に向かいます。
7月31日:夜、無事全員台南に到着。ホテルでチェックインした後、早速夕食を取りに街へ。リーダーは M1の高木君。が、、、、日曜日の午後8時過ぎ、店が結構、閉まっていて難航。やっと、閉店間際のラーメン店に入店。台南名物のラーメンを食べました。
8月1日:国際会議初日。研究室の大学院生全員と私で記念写真。初日、M2の若森君の発表です。夜は、東北大学多元物質研究所の先生と学生らとで中華料理店に行きました。小籠包を食べまくりました。
8月2日:国際会議2日目。留学生のD2アドラインさん、M1小林君、M1高木君、M1大岡君(広井研)、D1の尾上さん、M2の吉永君、M2の宮﨑君です。お昼はチャーハン。
8月2日:夕食は、海鮮料理の屋台へ。その後、高木リーダーの案内でマンゴかき氷を食べに行きました。
8月3日:国際会議3日目:今日はM2の山下美咲さんの発表です。あと私も発表です。小林君は積極的に外国人に質問していました。お昼はとんぶり専門店に行きました。
8月3日:夜、新幹線で桃園空港近くに行き、明日早朝6:00の飛行機登場の準備です。夕食は駅のMac.
8月6日:山下美咲さんが鹿大オープンキャンパスのガールズトークかふぇに参加。
8月7日:物理科学科のオープンキャンパス。私の研究室を見るために、長崎からきた高校3年生がいました。研究内容に納得してくれて嬉しかったです。
7月22日:小山が加世田高校に出前授業に行ってきました。
7月25日:国分高校理数科の生徒さんたちが研究室に訪れました。
7月13日:新しい実験装置政策のための機器調整
8月23日:実験装置製作中。
8月8日:小山が名古屋の国際会議に、招待講演発表のため参加しました。30分、気持ちよく発表、質疑応答もしました。(もちろん英語で!)
8月17日:実験室に粉末X線回折装置が導入されました。定価で1000万円近くあります。
8月18日:操作法の講習会。
8月29日:小山が沖永良部高校に出前授業に行ってきました
8月31日:アドラインさんが東京大学物性研究所で実験中。その手伝いに行きました。
10月8日:この日までに、吉永君と小林君の英語学術論文がアクセプトされました。山下さん、若森君の論文は修正版を出しています。宮﨑君、高木君、尾上さんの論文は再投稿予定です。
10月1日:ひらめき☆ときめきサイエンス:M2の山下美咲さん、サイエンスクラブの渡辺さん、中原さん、遠藤さんらがアシスタントとして手伝ってくれました。
10月28日:鹿児島県立大口高等学校で出前授業を行いました。大口高校のHPで紹介されました。
11月13日:鹿児島大学祭、理学部祭
11月14日:M2の吉永君とB4の増満君が東京大学物性研究所で実験しています。
11月26日:「鹿大理学部科学発見塾〜結晶の不思議を現役リケ女と解き明かせ!」を行いました。M2の山下さん、サイエンスクラブの渡辺さん、遠藤さんたちがアシスタントとして手伝ってくれました。
12月6日:M2の山下さんが東北大学金属材料研究所附属強磁場超伝導材料研究センターで実験しています。世界最高磁場実験の実験にチャレンジしています。
12月5日:サイエンスクラブの渡辺さんが実験中です。
12月7日:サイエンスクラブの高橋君と遠藤さんが、M2の若森君の実験指導を受けています。
12月7日:B4の麓君が卒業研究の実験をしています。強磁場中熱分析装置を組み立てて、予備実験をしています。
12月10日:日本物理学会九州支部例会にD2のアドラインさんとB4の萩尾君、高永君が参加しました。
12月13日:サイエンスクラブの関係学生らと慰労会を開きました。ノンアルコール焼肉食べ放題!
12月21日:研究室忘年会
2017年1月6日:OB懇親会。研究室のOBで新日鐵住金に勤めている後藤さんと大園さんが遊びに来てくれました。
2017年1月20日:前日プレスリリースした三井准教授が1月20日付け南日本新聞28面で紹介されました。
2017年1月23日:博士課程のアドラインさんと東京大学物性研究所に共同利用実験に行きました。
2017年2月12日:修士論文発表会前日の練習風景。山下美咲さん、吉永総志君、宮﨑泰樹君、若森太音君。
2017年2月13日:修士論文発表会。 宮﨑泰樹君。「強磁性体MnBiの反応焼結過程における磁場効果」
修士論文発表会。 山下美咲君。「強磁場中急冷炉の開発」
修士論文発表会。 吉永総志君。「遍歴電子弱強磁性体CrAlGeの圧力効果及び元素置換効果」
修士論文発表会。 若森太音君。 「Mn2Sb基合金におけるThermal Transformation Arrest現象」
卒業研究発表会。高永悠大君、萩尾聡明君、麓秀斗君、増満勇人君。
2月16日:山下美咲さん実験装置調整中。
2月23日:小林君(右から2番目)が学長表彰されました。
2月24日:研究室送別会(追いコン)
3月1日:物理科学科2年の渡邉さん(サイエンスクラブ)が、サイエンスインカレ発表の最後の実験を、萩尾先輩に機器操作を習いながら行っています。
3月3日:物理科学科1年の高橋君、遠藤さん、2年生の渡邉さんとでサイエンスインカレ参加のため筑波大学に向かいました。
その前に、秋葉原でオムライスを食べて、柏で東京大学物性研究所を見学しました。
3月3日:東京大学物性研究所では、上床教授に高圧物性研究について教えていただきました。
3月3日:東京大学物性研究所では、金道教授に超強磁場研究について教えていただきました。
3月3日:つくばで夕飯は、インド料理を食べました。
3月4日: 物理科学科2年の渡邉さん(サイエンスクラブ)が、サイエンスインカレで、ファイナリストとして発表しました。
3月11日: 研究室OBOG会を開きました。
満永さん、榎園さん、吉峰さんの先輩を囲んで楽しく過ごしました。
3月24日: 鹿児島大学卒業式、大学院修了式でした。研究室から4名の大学生と4名の大学院生が巣立って行きました。鹿児島大学に来て7年。大学院修了生の中には、高校生のオープンキャンパスの頃から印象に残っている学生や、学部1年から研究室に来て自主研究してきた学生がいて、6年間以上彼らの成長を見てきました。
学生のご家族もご挨拶にお越しいただき、
6年間の思い出話などすることができました。
大学教員としてとても印象深い日でした。
学部学生は全員、大学院に進学します。
 
みんな4月から活躍すること期待しています。