小山研究室の状況
• 2010年2月4日:窓の無い実験室を一つ頂いた。仙台から宅配便で運んだ私の荷物がある。ただし、窓が無い。
• 2010年2月9日:実験室に外から光が射してきた。つぎは、ブラインドを取り付ける。現在、この部屋は、装置保管室、極限物性測定装置開発室及び基礎特性評価室にする予定。今後、隣の部屋にヘリウム液化室等が出来る予定です。超伝導磁石も導入予定で、今後が楽しみです。
2010年1月1日〜
• 2010年2月15日:実験室に装置保管用のラックが入荷しました。今週は、東北大学から実験装置類を持ち出せるか決まる週です。
• 2010年2月19日:3年生がきて、「研究でなにかありませんか?」と研究室にきた。そこで、ホワイトボードなどいろいろ作ってもらった。少しずつ、実験室が出来上がる。ありがとう。そのあと、研究に必要な参考書などを説明したが、なんと、「カリティーのX線回折要論」が絶版と。アマゾンで買えたかな?
• 2010年3月10日:前回から実験テーブルや小物類が増えて、実験らしくなってきた。今日、 東北大から送った荷物1つ(真空デシケーター)が届き、試料や原料の整理を行う。至急、試料合成に必要な原料や電気炉を手配する予定。5月には、本格的に荷物を搬入する予定。
 居室は3階から来月には、より実験室に近い2階に移る予定。
• 2010年4月9日:小山研の第一期メンバー決定。通行の女子学生さんに写真撮影を依頼しました。夕方で薄暗くなっていました。手ぶれでもいいですよ。
• 2010年4月5日:先月に定年退職された根建先生の実験室を引き継ぎ、共通教育棟4号館に小山研試料合成室を確保。理学部1号館実験室を基礎物性評価室にする。
• 2010年4月23日:マツダ財団の助成により購入したマッフル炉が納品。その炉を試料合成室に設置した。4年生が、早速、加熱調整等を行う。その後、4年生たちが、自分たちの試料のアニールを始める。(出来上がった試料は、5月に東北大で評価する)
• 2010年5月21日:18日に東北大学金属材料研究所から送り出した実験装置や書籍、ファイル等が今朝届いた。早速理学部1号館小山研究室基礎物性評価室に運び込んだ。時間にして、約1時間。それから、仕分けし、試料合成に必要な実験装置は、試料合成室に運び込む。1時過ぎまで整理したが、とても出来ない。来週までには整理し、実験装置組み立てが出来るようにしたい。
• 2010年6月3日:実験室がだいたい片付き、早速、学生たちとアーク炉の組み立てに取りかかる。組み立て作業は、学生が主となって進めている。私は、指示だけ。ただ、今日は銀ロウ付けを学生に見てもらった。次回からは、学生さんたちが挑戦する番。強磁場熱分析装置は、移動で石英管が割れていたので、修理に取りかかる。
• 2010年7月7日:基礎物性評価室にチェーンブロックが設置されました。これで、超伝導マグネットなど、実験装置のメンテナンスが可能のなります。試料作成しつにアーク炉用200V電源が設置されました。これで、アーク炉が使えるようになります。学生さんが組み立てているアーク炉も大分出来上がってきました。
• 2010年7月29日:基礎物性評価室にターボ分子ポンプ納品。これから組み立てます。
• 2010年8月6日:小型アーク炉が完成しました。4年生が製作した装置です。
• 2010年8月6日:磁場中熱分析装置もいつの間にか、かっこ良くなっています。世界的に見ても磁場中で熱分析が出来るところは数カ所の研究機関しかありません。そのうちの一つが鹿児島大学です。
• 2010年8月11日:基礎物性評価室の電気工事。
• 2010年8月23日:ターボ分子ポンプの組み立て開始。30分程度でできると思ったが、しかし、いろいろな問題が発生!
• 2010年9月6日:240Lロータリーポンプ(DIAVAC GHP-240B)のハンドリングしシステムが仮運用。コンパクトながらなかなかの性能。
• 2010年9月15日:ターボ分子ポンプ(Oerikon Leybold PT50) が代理店と販売店の対応がよく、期日までに定格運転にこぎつける。午後には、この真空ポンプで8T無冷媒マグネット(Cryogenic)を真空引きします。
• 2010年9月15日:ターボ分子ポンプ(Oerikon Leybold PT50) と8T無冷媒マグネット(Cryogenic)がそろい、磁場中が可能になりました。小山研4年生が磁場中熱分析実験の準備をしています。このマグネットを使って77Kから700Kまでの実験を計画しています。
• 2010年9月17日:7T超伝導マグネット(Oxford)のマグネットを引き上げて、梱包を解く。7月7日に設置した0.5トンチェーンブロックが活躍。計算通り、ぎりぎりでマグネットをクライオスタットから取り出された。目視やテスターでのチェックの結果、マグネットは問題なさそうです。このマグネットで0.5-200Kの低温磁場中実験します。
• 2010年10月8日:4年生が、-196℃から室温まで磁気測定をするための準備をしています。
• 2010年10月13日:ヘリウム液化装置(-269℃の液体を作る装置)の設置工事が始まりました。固体物理学講座で見て行きます。
• 2010年10月28日:ヘリウム液化装置(-269℃の液体を作る装置)の性能試験運転。
• 2010年11月7日:試料作成室の電気炉もそろってきました。現在、マッフル炉3台が稼働し、管状炉2台は調整中。新しく購入したマッフル炉は鉄鋼協会の研究助成金により購入しました。基礎物性測定室では装置製作や超伝導マグネットの制御システムを製作しています。
• 2010年11月12日:午後は、大学近くのホームセンター「ニシムタ」に学生3人と行って、実験設備製作材料と工具を購入しました。早速、折りたたみ式の作業台を作り、ターボ分子ポンプの台車作りに取りかかりました。
• 2010年11月17日:木工作業の続きで、ガラスデュアー用スタンド製作。
• 2010年11月18日:スタンドにガラスデュアーを載せる。
• 2010年12月1日:サイエンスクラブ1年生と交流透磁率測定装置製作。4年生が指導しています。
• 2010年11月18日:スタンドにガラスデュアーを載せる。
• 2010年12月17日:ガラスデュアーフランジ製作。
• 2011年1月13日:試料合成室でアーク溶解中の卒論生。
• 2011年2月3日:卒論追い込みの学生部屋。
• 2011年2月4日:サイエンスクラブ1年生を囲んでピザたべる。
• 2011年2月9日:卒論発表会。ポスター賞おめでとう。
• 2011年2月18日:送別会。
• 2011年2月23日:超伝導マグネット用電気抵抗装置製作。
• 2011年3月4日:小山研究室マグロの会。
• 2011年3月7日:フランスからゴイ博士来鹿。小山研のベクトルネットワークアナライザーを調整。
• 2011年3月10日:小山研で超伝導マグネットを使った磁気抵抗実験に成功しました。液体ヘリウムは固体物理学講座で液化したもので、その記念すべきファーストデータを撮りました。
• 2011年3月25日:卒業おめでとうございます。