はた研究室
Chaos, Complex System,
Statistical Physics

Super Science High School (SSH)

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ここは現在, 錦江湾高等学校に協力して進めているSSHに関するページです。他校の方も内容等に興味のある方はご連絡下さい。
また, JSTの事業ではなくとも可能な範囲で類似の試行を行うことはできるかもしれません。

2006-2007年の内容

メンバー:別府, 下尾, 芝原, 徳永, 西尾, 下豊留, 霜出(教員)

協力スタッフ(院生,学生):比嘉, 安井, 甲斐, 山本 ほか

2006年度の研究活動を経て, 高校生は研究内容を『インクは何故拡がるのか』というタイトルに纏めました。やった概要は次のようです。

2007年度は, 補強する実験やシミュレーションを行う予定です。

2007-2008年の内容

内容:フラクタルを見て, 作って, その不思議を学ぼう

メンバー:菊永, 後藤, 坂元, 竹之内, 吉井, 山本, 高松(教員)

協力スタッフ(院生,学生):甲斐, 渡邊 ほか

  1. 鹿児島中央駅地下通路

    の探索
    JR鹿児島中央駅からダイエー方面の向かう地下通路の床にこんなもの



    があります。 今年度はここからスタートしましょう。(2007/05/14 高校生と探索)
  2. フラクタル入門
    • コンパスで円の長さを測ってみよう。
    • 同じ方法で「渡した複雑な図形」の長さを測ってみよう
    • 「中央駅の床の模様」や「渡した複雑な図形」と似たものを身の回りから探してみよう
  3. Excelでグラフを描こう
    • コンピュータの使い方
    • y = x*x, y = x*x*x などのグラフを描いてみよう。
    • 両対数プロットをとると上のグラフが直線になること、その傾きが掛け算の回数で決まることを確認しよう。
    • 先日、測定した円や「複雑な図形」のデータをグラフにしてみよう。
  4. 海岸線の長さを測ろう
    • 1歩が16km,8km,4km,2km,1km,500m,...のロボットが歩いて海岸線の長さを測ったらどうなるのか
    • 測定したデータをグラフにする

思うこと

高校生が教科書の枠を離れて問題解決的な教育を受ける機会があることはよいことだと思い、錦江湾高等学校の先生(うちの卒業生)と当事業をはじめました。ただ、こういった事業は、今までの高等学校の教育+アルファではないことに少し問題があります。つまり、(経済的な資金の有限性から)国が教育に掛ける予算の一部を削って、この事業を行っているわけです。選ばれた特定の高校・特定の学生にとって意味があろうとも、教育全体にはどうなのか?という難しい問題を孕んでいます。授業を受けた高校生が次に繋がるものを生み出し「色々な形で回り回って(特定の学校・特定の学生に限らず)全体が良くなれば・・・」と思います。もちろん、時間はかかるでしょう。

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