計算機の使い方メモ
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ここにはコンピュータの使い方に関するメモが乱雑に置いてあります。
コマンド
- コンピュータに仕事をさせるには「命令(お願い)」をします
- コンピュータへの「命令」はコンピュータが理解できる言葉(コンピュータの言葉)で行います
- コンピュータの言葉は人にはわかりにくいので, 人がコンピュータに直接コンピュータの言葉で命令することはありません
- そこでコンピュータへの命令に(人にわかるような)名前をつけて保存しておくことにします。これをコマンドと呼びます。例えば, 日付を表示するような命令には date という名前が付いています。こうすることで人はコマンドを使ってコンピュータに命令します。
- でも date という命令をどのようにコンピュータに伝えるのでしょう。それには「コマンドプロンプト」とか「DOS窓」とか呼ばれるウィンドウ
の上で, date と入力するのです。 - つまり, コマンドプロンプトでコマンドを入力 → コンピュータの言葉による一連の命令 となるのです。
- えっ, コマンドプロンプトをどのようにして出すのかって, 次の図を見てください。拡大図[jpg]
コンパイルと実行
- コンピュータに数値計算を命令する場合, その数値計算のためのコマンドがあるわけではありません。
- 人間がコンピュータの言葉でコンピュータに直接命令することは(事実上)不可能です。
- そこで人にわかる言葉で命令を作り, それをコンピュータの言葉に書き直します。これをコンパイルといいます。人にわかる言葉で書いた命令をソースプログラムと呼び, それをコンパイルしたものを実行プログラムと呼びます。
- 実行プログラムを実行するには, コマンドプロンプトを使います。
- コンパイルさせる命令は, 例えば GNU Cの場合は gcc で, visual studio の場合, lc です。
- つまり,
- ソースプログラム keisan.c を適当なエディタで作る
- コマンドプロンプトの上で
のようにコンパイルする - 実行プログラム keisan.exe ができる
- コマンドプロンプトの上で
のように実行する
- えっ, うまくいかない。コマンドプロンプトで keisan.c が見えていますか?見えていなければ, keisan.c のあるディレクトリへ移る必要があります。
のようにコマンド cd を使ってディレクトリを移ることができます。
とは言ったものの cd で移るのは結構面倒です。Open Command Window Hereというマイクロソフトのツールを使うと望みのディレクトリでコマンドプロンプトを開くことができます。このツールのインストールや使い方は検索サイトなどで調べてください。
windows におけるディレクトリの移り方
- コマンドプロンプトで『lc keisan.c』のように命令(お願い)するには, keisan.c が見えていないといけません。つまり, keisan.c のあるディレクトリ(フォルダ)に移っておく必要があります。
- 移るには『cd』というコマンドを使いますが, うまく使えない人は次のようにしましょう。
- コマンドプロンプトで『cd 』(注:最後はスペースが必要です)と入力します。
- 次にエクスプローラで移りたいディレクトリ(フォルダ)を開きます。
- エクスプローラの『アドレス』をコピーします
- 『アドレス』のところにポインタを持っていき
- マウスの右ボタンを押すとメニューが開きます
- ポインタを『コピー』に動かし
- マウスの左ボタンを押すと『アドレス』がコピーされます。画面は次のようになります。
- 『アドレス』のところにポインタを持っていき
- コマンドプロンプトに『アドレス』を貼り付けます。
- 再びコマンドプロンプトのウィンドウにポインタを戻し、マウスの右ボタンを押すとメニューが現れます。
- ここで『貼り付け』を選びます(ポインタを『貼り付け』に合わせ、マウスの左ボタンを押す)
- すると『cd 』の後ろに『アドレス』』が貼り付けられます。
- 再びコマンドプロンプトのウィンドウにポインタを戻し、マウスの右ボタンを押すとメニューが現れます。
- [Enter]キーを押します
- プロンプトで『e:』と入力する
と次のようになって
目的のディレクトリ(フォルダ)に移ことができます。
ファイルへの入出力-リダイレクト
- 数値計算の結果をコマンドプロンプトに出力させるのは簡単ですが, ファイルに書き出すためにソースプログラムを書き直すのは面倒です。こういう場合は, コマンドプロンプトで
とすると, ファイル output.data へ出力されます。 - 同様にコマンドプロンプトで
とすると, ファイル input.data より入力できます。