防災道の駅
道の駅
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防災道の駅制度創設
鹿児島県内道の駅(印:防災道の駅) |
2020年国交省は、全国の道の駅の中から、広域的な防災拠点として機能する「防災道の駅」を認定する、新たな制度の創設を発表しました。そこでは耐震化、無停電対策の強化、BCP(事業継続計画)の策定などの施策を実施すると共に、防災訓練や外国人への情報提供も行うとしています。
2021年6月、国交省は初めて「防災道の駅」として39 駅を選定しました。鹿児島県内では、垂水市の「道の駅たるみずはまびら」が選ばれました。なお、「奄美大島住用」は重点道の駅に認定されています。
なお、道の駅は風光明媚なところに立地しているのが普通です。海岸線に位置していることもしばしばです。これらは津波に対して安全ではありません。背後に高い崖を控えているところもあります。九州自動車道桜島SAは1993年の鹿児島豪雨災害で被災しました。防災道の駅は当然それら立地条件も加味して認定されるものと思いますが、すべての道の駅が、即、防災施設ではないことに留意してください。
文献:
- 平岡 透・野中尋史・伊藤孝夫・熊野 稔(2018),九州地方における道の駅の集客数と土地利用の相関分析. 写真測量とリモートセンシング, Vol.57, No.1, p.29-33.
- 国土交通省道路局国道課・道路保全技術センター(2002),道の駅ハンドブック. ぎょうせい, 2冊.
- 松尾隆策(2018),道の駅の歴史・理論・実証・政策に関する研究―経済と防災に関する計量的分析―. ノンプロフィット・レビュー, Vol.18, No.1, p.25.
- 松尾隆策・山口三十四(2019),道の駅の経済学 : 地域社会の振興と経済活性化. 勁草書房, 282pp.
- 田中博之・高井浩司(2017),新たな取組み:大規模地震時医療活動訓練において, 道の駅を前線拠点型SCUとして活用した経験. 日本集団災害医学会学術集会, Vol.21, No.3, p..
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参考サイト:
- 新「道の駅」のあり方検討会(国交省)
- 道の駅案内(国交省)
- 全国道の駅連絡会
- 一般社団法人 九州沖縄道の駅ネットワーク
- 重点道の駅選定(国交省)
- 「防災道の駅」として 39 駅を初めて選定しました!(国交省)
- 道の駅たるみずはまびら
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初出日:2020/01/06
更新日:2021/06/11