
ご挨拶
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鹿児島県本土の模式地質断面 (地上は県木楠と |
なお、「かだいおうち」を始めた1995年は、研究機関同士の専用回線が鹿児島に到達した年、それに比べて今ではネット環境が激変しました。往時は、ブラウザもNetscapeとMosaicがある程度で、日本語のような2バイト文字は自動折り返し出来ませんでした。Javaもまだver.1の時代でした。上の噴煙も、gifアニメがない時代でしたから、画像を動かすためには、Javaで長いプログラムを組む必要があったのです。地図情報も囲い込みの時代で、今のように積極的にネット公開する時代とは隔世の感があります。電子国土に始まり、地図情報公開の流れを先導した国土地理院に敬意を表します。そこで、今回はjavascriptをフル活用して、Google Map(現在ではフリー使用出来なくなったので使っていません)や地理院地図、さらには産総研シームレス地質図や防災科研地すべり地形分布図などをふんだんに使用したサイトを構築してみました。
2015.11.01 鹿児島大学名誉教授 岩松 暉
※ 「かだいおうち」とは、鹿大応用地質学講座の略称・愛称です。学生達は岩石学鉱物学講座を岩鉱講座、地質学古生物学講座を層序講座、応用地質学講座を応地講座、地球物理学講座を地物講座と呼んでいました。
<謝辞>
現役時代には理学部サーバに置いてありましたが、退官後は理学部数理情報科学科のサーバ(eniac.sci.kagoshima-u.ac.jp)に置かせていただいております。このご好意がなければ公開が実現しませんでした。篤く感謝の意を表します。なお、eniac時代のサイトは、国立国会図書館のWARP(インターネット資料収集保存事業)にアーカイブされています。国立国会図書関西館電子図書館課ネットワーク情報第一係には大変お世話になりました。篤く感謝します。なお、当時はGoogle Mapを使用していましたので、このアーカイブでは動きません。
- かだいおうち Original 保存日: 2013/08/06, 2015/02/07, 2015/08/07, 2017/08/09
- かだいおうち Advanced Course 保存日: 2015/11/06, 2016/02/07, 2016/05/03, 2016/08/09, 2016/11/08, 2017/02/12, 2017/05/10, 2017/08/09
こちらの理学部サイトも2020年9月下旬より国立国会図書館のWARP(インターネット資料収集保存事業)にアーカイブされ公開されます(四半期ごとに収集)。再度、国立国会図書館には篤く謝意を表します。WARPトップページ検索欄に「https://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/oyo/advanced/index.html」とURLを入力してください。「かだいおうち Advanced Course」ですと、eniac時代のものまで検索されてしまいます。
下記の通り、公開されました。
- かだいおうち Original 保存日:2020/08/23
- かだいおうち Advanced Course 保存日:2020/08/23
- かごしま知的散策マップ 保存日:2020/08/23
その後、農研機構の土壌図も環境省生物多様性センターの植生図もCC BY(Creative Commons Attribution license)で公開されましたので使わせていただきました。また、赤色立体地図はアジア航測株式会社の使用許可をいただきました。記して謝意を表します。
<お願い>
正確を期したつもりですが、誤りや簡略化に伴う舌足らずの点などあるかと思います。ご教示いただけましたら幸いです(連絡先:k4186169@kadai.jp)。
<地図の使用法>
- 地図は当初Google Maps APIで制御していましたが、フリー使用出来なくなったので、FOSS(Free Open Source Software)のOpenLayers4にしました。まだ勉強中なので、検索などの機能が付いていません。しばらくご迷惑をおかけします。マウスホイールで拡大縮小します。右上に
がある場合には、それを押すと全画面表示になります。
- したがって、記念碑探しなどに便利だったストリートビューは使えません。背景地図は地理院地図です。
- OpenLayers4でkmlを読み込んで表示しているページもありますが、お使いのブラウザによってはkmlは表示できない場合があります。他のブラウザをご利用ください。
- シームレス地質図は、ver.2にアップグレードしました。凡例はここです。
- シームレス地質図は20万分の1以下の小縮尺でないと表示されません。地質図表示中に任意の点をクリックすると、当該地点の地質情報(地質時代と岩石)がポップアップします。
- 地すべり地形分布図の凡例はここです。
<図について>
なるべくオリジナルの図および学術誌に掲載された図を使用しましたが、一部にウェブサイトからの引用もあります。出典はその都度明示し、引用文献は末尾に付けました。原著者に感謝します。
図の上にマウスを持っていったときにマウスカーソルがに変わるときには、クリックすると拡大できます。左上隅に
が表示されたら、それをクリックするとさらに拡大します。そのとき、左上隅の
をクリックすると元に戻ります。拡大図を消すためには右上隅の
をクリックします。
<写真について>
写真はなるべく岩松自身が撮影したものを使用しました。それ以外のものにはキャプションに出典を載せました。出典の撮影者に謝意を表します。
<地質年代について>
地質時代(鹿児島関連のみ抜粋) |
絶対年代についても、詳しく言うと天文年代や放射性同位体年代あるいは古地磁気年代など、いろいろありますが、このウェブサイトではそこは不問に付すことにします。単位は次のとおりです。
- Ma(Mega annum)…100万年前(今から100万年前という意味ですが、その今は何時かが問題になります。でも100万年に比べたら10年や100年は誤差の範囲ですから、そこだけ厳密に言っても仕方がないでしょう)
- Ka(kilo annum)…1,000年前(1,000年となると、今、つまり0Kaが何時かが問題になります。西暦2000年=0Kaとする例が多いようです)
- 14C BP…放射性炭素年代測定radiocarbon datingによって決められた年代で、BPはBefore Presentの意味ですが、1950年を基点(BP 0)とします。
- cal BP…炭素14量は宇宙線の変動などさまざまな影響を受けて、誤差が入り込みます。近年、これを年縞堆積物や材の年輪年代により暦年(Calendar age)(西暦年)に換算する研究が進みました。較正年代です。国際較正曲線(IntCal)など、さまざまな較正曲線が提案されています。地域と環境に応じた曲線を選ぶ必要があります。
なるべく平易に書いたつもりですが、Advanced Courseと銘打っていますので、いわゆる専門語を説明抜きで使っている場合があります。一般の方は、その用語をマウスで選択し右クリックすれば、ネットで検索ができます。地質が専門の方は参考文献をお読みください。
<リンクについて>
リンクはフリーです。できるだけトップページ(https://www.sci.kagoshima-u.ac.jp/oyo/advanced/)に張ってください。必要な場合は下記バナーをどうぞ。
初出日:2015/11/01
更新日:2020/12/04