2000年3月24日、鹿児島大学理学部地学科最後の卒業生を送り出しましたので、このホームページはこの日をもってフリーズしました。もう更新しません。悪しからず。
 なお、「かだいおうち」は日本における大学研究室ホームページの第1号です。歴史的遺産としてここにアーカイブしておきます。

リモートセンシング


地質・地形と衛星画像|空中写真の肉眼立体視(霧島山恐竜バスケット)
 上の図は大隅半島のランドサット映像です。北東―南西方向の直線状の地形が顕著に発達しているのが認められます。これは大隅花崗岩体の広域節理系を示しています。日本は湿潤温暖気候で風化が進んでいるため地質は地形に反映し難いと思われていますが、必ずしもそうとは言えません。人工衛星からの画像や空中写真の解析によって、かなりの地質情報を読みとることが可能です。

◆宇宙飛行士体験(肉眼立体視の練習)

 空中写真を立体視することは地質学者にとって必須の技術です。上の写真は霧島のランドサット映像です。立体視の練習をしてみてください。右の目で右の写真を、左の目で左の写真を見るのです。視線を平行にするのですから、はるか遠くを見るつもりになって見つめると立体的に見えるようになります。宇宙飛行士になって月のクレーターを見た気分になるでしょう?

 エッ! どうしても立体的に見えないですって。それでは恐竜の絵(倉林,1989)を。

 それでもまだタメな人は次の単純な図形で試してみましょう。どのボールがバスケットに入りますか?

 なお、その他、WWWには立体写真館簡易ステレオ写真の勧めなどもありますので、練習してみましょう。


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更新日:1996年4月9日 □