担当教員 |
専門分野 |
ひとこと |

教授:岡村浩昭

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専門分野は有機合成化学です.特に,薬などの開発の基盤となる生理活性化合物の合成に力を入れています.現在,当研究室の濱田先生が単離した強力な抗腫瘍性化合物の合成を行っており,医学部との共同研究も本格的にスタートしました.
また、最近は物理化学分野の先生と一緒に,あたらしい材料である金属ナノ粒子の開発研究も行っています.生理活性化合物と金属ナノ粒子を組み合わせた,新しい材料の開発を目指しています.
生き物の体の中でおこるさまざまな現象は,タンパク質や糖質など,さまざまな化合物の複雑な相互作用によって生じています.人工的に合成した化合物や材料をつかって,この複雑な現象を模倣・制御してみたいと考えています.
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准教授:濱田季之
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私の行っている「天然物化学」は、陸上や海中に生息する生物に含まれている薬効作用のある有機化合物(代謝産物)の化学構造を決定したり、作用メカニズムを解明したりする学問です。ガンなどの治療薬を開発することをめざしています。
鹿児島県は南北に長く、亜熱帯から温帯の様々な生物が生息しています。そのため、それらの生物が生産する代謝産物の中にはユニークな化学構造や興味深い生理活性を持つ化合物が無数に含まれていることが期待されています。ここ鹿児島大学は、その自然豊かな鹿児島のほぼ中心に位置しています。また、理学部だけでなく、医学部・農学部・工学部・水産学部など天然物化学の研究するための頭脳・技術・施設にも恵まれています。そのような世界でも有数の天然物化学研究の聖地で研究できますことを誇りとし、鹿大発の創薬天然物化学を発展させていこうと思っております。
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講師:横川由起子
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いろいろな分野を少しずつかじってきたように思います。一口で言うと合成です。新しい機能をもつ有機化合物の合成に取り組んでいます。また、鹿児島県の特産品である焼酎を製造したときに廃棄される焼酎粕を堆肥化して有効利用できないか、ということにも取り組んでいます。
学生時代から机の上の勉強より、手を動かしている方が性分に合っているような気がします。
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助教:鬼束聡明
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世界最小のものづくり,「有機合成化学」を軸に,岡村先生,M田先生と協力して研究を行っています。具体的には,ものを作るための「新規合成法の開発」と,有機合成の力を活かした「新規機能性有機材料の開発」を行っています。
近年,テクノロジーの発達と共に新しい反応器が開発されています。これを化学的手法と融合することによって新たな反応システムを開発し,化学工業の発展に寄与する研究を進めていきたいと考えています。
また,有機EL素子や有機非線形光学材料,バイオセンサーといった新規機能性有機材料の研究開発が積極的に進められています。こういった有用な化合物を,独自に設計し,有機合成の力を活かし,実際に作り出して行きたいと思っています。
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