小山研で導入・製作予定の実験装置
小型トリアーク炉
写真は東北大で学生と作ったものです。同じものを鹿児島大学で作ります。これによって、多くの金属材料を合成します。2010年2月現在、アーク電源2台、炉など、ほぼ揃っています。あとは、新4年生と作るだけです。
 グローブボックス、圧力計、合成セル、高性能バルブ、電気炉等が、バラバラの状態で、鹿児島大学に移送待ちの状態です。小山研で再構成します。ラックは東北大で廃棄してきたので、ラック(装置外枠)から組み立て、配管する必要があります。
7テスラ超伝導マグネットシステム
 古いマグネットですが、7テスラ(7万ガウス=地磁気の約14万倍)の磁場を発生することが出来ます(出来るはずと期待しています)。磁場発生時には、NbTi超伝導線コイルを温度4.2ケルビン(約マイナス269℃)の液体ヘリウムに浸しています。
 我々の講座では、液体ヘリウム製造装置が2010年度に導入予定で、このマグネットを使って低温強磁場の実験が出来ます。
 AB-ミリメータ社製のベクトルネットワークアナライザーシステムで、30-180GHzの電子スピン共鳴実験が出来ます。東北大学から移管予定で、バラバラの状態で鹿児島大学に来ます。恐らく、九州発導入の装置です。振動等に弱く、移送後、装置を組み上げ調整するのに少々時間がかかるかもしれません。
ベクトルネットワークアナライザーシステム
 磁場中で示差熱分析する装置。そのまま、東北大金研強磁場センターや米国立強磁場研究所の大型マグネットに導入可能。我々の講座では、8Tヘリウムフリー超伝導マグネットが2010年度に導入予定で、8
テスラまでの磁場中で物質がどのように解けるか、合成するかを測定することが出来ます。世界的にまれな装置で、今年4年生と製作し実験します。
示差熱分析装置
 極低温(0.5K)から高温1000Kまで電気抵抗が測定できる装置を製作予定です。1.5GPaまでの高圧低温磁場中電気抵抗実験も可能です。
極低温磁場中電気抵抗測定装置
 極低温(0.5K)から高温1000Kまで電気抵抗が測定できる装置を製作予定です。
磁化・帯磁率測定装置
1GPaまでの高圧磁化測定および1.5GPaまでの高圧電気抵抗測定が出来る予定です。
圧力発生装置