1999年度与論島実習

実習の感想


与論では、とても楽しく過ごせました。

海岸動物の観察も、観察と言えないかもしれませんが、いままで見たことのないようなもたくさん見ることができ、良かったです。

植物の観察もでき、たくさん野菜の科名を知ることができ、驚きもあり、楽しかったです。

柚木美保


こんどの実習をふりかえってまず、与論島に船で20時間かけて行ったことが思い出になった。

ついてから、天候にも恵まれて、本土に住んでいると絶対にあじわえない環境にいれたことが嬉しかった。

実習は、フィールドワーク中心で飽きることなくできたと思う。植物を観察したり、海の生物を探してみたり、昆虫の種類を調べてみたりと小学校の頃のような純粋な感動が味わえた。

またプライベートで行ってみたいところだった。

西本隆二


今回は時間もなく、あまり多くのことを考察できなかった。機会があれば・殻の刺刺激・科学物質(ウニをすりつぶすなど)・管足による刺激・自分の巣穴というものがあるのか(マーキング)の実験をしたい。ウニを侵入させ排除行動がおこったあと、巣内で一定の距離をもって、存在していたものがみられた。排除行動は、えさ場としての巣穴を守るための行動と考えると、同じ巣穴内では生存があやぶまれるが、排除行動にはエネルギーなどのコストがかかるのではないかと思った。

与論島の実習は海好きの私にとってとても楽しく勉強になった。特に海好きでなくても同じかもしれないが。

心配だったフェリーもゆりかご状態でごろごろ横になり、徳之島・奄美・などの島々を眺めながら無事与論島についた。おんぼろバスでついたビーチランドロッジもなかなかおんぼろと思われたが、シャワーはいつでもお湯をあびられ、御主人もやさしかった。夕食はいつも揚げ物とお刺身であった。

島内は歩いても出会う人はまばらで、みんなあいさつを交わした。やはりいいところだと思った。

朝、起きて8:00朝食。植物・動物観察、9:00出発。18:00夕食、スライド大会、勉強会、という日々が続いた。

捕虫網で昆虫採集をしたり、スコップをもって磯採集をしたり、いろんなものを直接、自分で見たり採ったりできて楽しかった。

与えられた自由テーマ研究も、夜、本をいろいろ調べて取り組むことは、わくわくした。目の前に生きた生き物がいて、先生方がいらして、とても充実していた。

最終日、自転車での島内めぐりに特によい時間だった。ソテツお雌花・雄花を数えながら、崖のような林をぬけていった。

打ち上げはかなり忘れ難い。一人一人の言動・行動を胸にきざんでおこうと思う。

最後に、残念だったのはサンゴがほとんど死んでいたことだ。回復するのだろうか。あるとしたらどれくらいかかるのだろうか。心配である。

もう一つ、自由研究の日がもう一日欲しかった。ウニをもっと観察したい。ウニの観察はどこかで実現させようと思う。

先生方、本当にお世話になりました。

大滝陽美


「ふー」終わった。と今レポートも感想以外のものを終わらせて書いております。

今回、この実習に参加させていただき、私、岩切崇彦は先生方にとてもわがままをいっておった様な気がいたします。本当は海で泳いではいけないのにウェットスーツまで持ってきて..私のあつかいには苦労されたのでは? しかし、海洋生態研究会に所属し、春合宿・夏合宿以外の時に輝く海をみるとつい..。しかし、自分一人だけ潜ると皆潜りたくなってしまう。そこで、私、皆に素人が潜るとあぶない、といっておりました。なんと、皆、先生の注意というものは注意されなれているためか、あまり聞こうとしないのに、同じ立場の人間に注意されると聞くのですなぁ。今後また、私のような潜りたいという人間が現れるかもしれません。

海に潜ってリーフ内のサンゴは絶滅していました。リーフの回りのは生きてましたよ。自分が自由行動の時に行った名もないビーチ(自由研究でA地点と名付けました)は、なかなか大きなキクメイシもありよろしかったのですが、水深1.5m位でした。

サンゴが死んで少し時間がかかりますが、海を見れないのは残念なので、次回も海に行った方が良いと思います。再生状況が見れると思います。皆、与論は良かった−。といっていました。自分も充実していました。また、与論にいきないなー。と思います。(よろしければ)助手に使ってください。ナマコやらいろいろ採ってきますよ。それではお疲れ様でした。

私、今日(7月8日)の船で奄美大島に行きます。Diving Shopで、住み込みで働きます。最近のDiverは見て楽しむだけではなく、その生活について調べることも楽しみとしています。海の生物にくわしい、お客さんや、ガイドから、いろいろ勉強して帰ってきます。夏休みいっぱいいようと思うので、乗船実習にはいけません。奄美に寄った時には古仁屋におります。どっかの海で会うかもしれないですね。

岩切崇彦


今回、与論島実習に参加しようと決めた時に、海の生物について見てみようという気持ちがあった。それというのも、3月にマレーシアの実習に参加した時は、山の生物・昆虫等を中心的に見て回っていたので、海の生物には少なからずの興味と期待があったのである。

しかし、実際に海に入ってみてびっくりした。もともと海をあまりしらなかったせいもあるが、山ほどの数はないものの種類が豊富なのである。浜からたった20〜30mほどの海で、60〜70種もの生物が生きていたのである。海は奥が深いという気がした。

改善すべき点といってはさしでがましいかも知れないが、思ったことが一つある。3年になってからマレーシアも行き与論も行ったのだが、役割をはっきりさせてはどうかと思う。マレーシアはどうしてもキナバル山やダナンなどの山中心になってしまうのは否めないし、与論は宿舎も浜の近くということもあって、マレーシアでは山の植物・生物、与論では海・浜の植物・生物。実際、与論では、もう少し海を見たい気もしたし、少々心残りでもある。そう思う人もいるのではないだろうか。

全体を通して、実習は自分にとってとても収穫の多いものものとなった気がする。こういった実習では、ぜひ、もっとやってみたい。船を除いて。

森 達哉


私にとって、今回の与論実習はマレーシアでの実習に次いで2回目の野外実習となった。梅雨のこの時期に天候にもめぐまれて、限られた時間を有意義に過ごすことができた。

私は与論島に行く以前に一度も南方の島々には行ったことがなく、話に聞くだけで、どのような所なのか想像もつかなかった。実際に与論島に行ってみて、鹿児島にこんな所があったのかと思うくらい、私にとってそこはまるで異国のようだった。

私は与論島で初めての経験を多くすることができた中で、一番感動し、印象的なのはやはりあのエメラルドグリーンの海である。島のまわりのどの海を見ても、何とも言い表すことのできない色の海が広がっていて、なんてすばらしい島だと思った。

実習においても、多くのことを学び、感じた。まず、海岸での実習において、マレーシアでは海岸生物の実習はなく、今回が初めてだった。海の生物を注意深く観察したり、採集したりするのは、小学生の時以来で、この実習で改めて海の生物種の多さと独特さを実感した。

環境の変化が厳しい海で生きるために、生物はそれぞれ、いろいろな能力を備えていることにとても関心を持った。海岸の地形においても、リーフの何メートルか先の方で波が立っている光景を初めて見て、不思議な感じがした。

それにもっと驚いたのが、百合ヶ浜の海岸から2kmぐらい離れた所に潮が引いたら現れる砂浜だった。遠くに海岸があるのに砂浜に立っているなんていう経験は初めてで、ここはなんて不思議な島だろうと思った。その砂浜には星砂や美しい貝殻がたくさん落ちていて、海の宝石とはまさにこのことだと思った。

しかしながら、残念だったことは、やはり何と言っても、生きたサンゴ礁を見られなかったことだった。

島の陸上の植物や昆虫の実習でも、多くのことを学ぶことができた。一番驚いているのは、一般に観葉植物とされている植物が野生化し、当たり前のように道端に育っていることだった。

与論島という島を本当におもしろい島だと思った。実習によって、島の生物や環境について多くのことを学ぶことができただけでなく、与論島の雰囲気も感じることができた。

畑は石灰岩の風化してできたテラローシャが広がり、そこには背の高いサトウキビが立ちならび、島の周りはすべて美しい海に囲まれていた。同じ鹿児島に住んでいながら、今まで一度も訪れなかったことをとても後悔した。

今回。実習という形で、訪れ、学ぶ機会を得ることができたことを本当にうれしく思う。来年、この実習に参加する人たちにも是非、この機会を逃すことなく、私と同じことを感じてもらいたい。そして、それまでに少しでもサンゴ礁が回復したらいいと思う。

徳田康子


サンゴは本当に残念だったけど、海に入って泳ぐことができたので、海岸観察は面白かった。リーフの内と外で波の高さ強さがまったく違うことや、ノッチの出来方なども理解できた。あとは先生達まではいかなくとも、ある程度の種が見るだけで分かったら良いなぁと思いました。

今まで、タイドプールに住むウニをいろいろみてはきたが、今回の実習で彼らも食べられるということがわかった。可食部は少ないが味はやはりウニの味がした。しかし、種によって味が異なっているのではないかと思うので、次の機会には是非食べ比べをしてみようと思った。

しかし、調べてみれば、みるほど、面白い構造をもっているなぁと思った。また、近似種なのに精子の外観の差が大きいことや、骨片の形が種によって違うなど、普通の人生を歩んでいたら知らないようなことが分かって楽しかったです。ちなみに、ナガウニの方言名は、シューニギ、ウミンバーでした。

島の人たちが親切なのでとても助かりました。しかし、本当に異国の地のような発音と言葉で、結構、調べていて楽しかったです。すごく苦労しましたけど。話を聴くたびに黒糖とお茶が出されるのはうれしいんですけど、後の方はツラかったです。

こういった採集、データ整理という作業は初めてだったので(イシダタミアマオブネの測定)、やり残したことは多いけど、いい経験になったと思うし、面白かった。次回は、縦・横を計測したグラフや、t検定などをやってみようと思う。(次の機会があれば...)

森永誠也


実のところ、今回の与論島での実習hあ、行く前にかなりの迷いがありました。私はもともと化学でこの大学に入って、今までに化学に重きを置いた講義を受けてきているので、生物関係の実習に行って周りについていけるのか、自分自身何か得られるものがあるのか、とすごく悩みました。最終的に、「何事も経験して損なないだろう」と思い、参加することを決めました。今、この実習に参加してとても良かったと思います。なぜなら、この実習期間ですごく充実した楽しい時間を過ごせたからです。

一番楽しかったのは、前浜の海岸で、ウニを取ったり、波に体を洗われたり、魚を捕らえようとしたり、海に潜ったことです。ウニ取りは、その前々日に、赤碕海岸でウニ取りを経験したおかげなのか、そのウニが取りやすいか、どうやったら上手く取れるかが分かってきていたので、何個か破壊しながらもけっこう沢山採れておもしろかったです。

こうやってウニと戯れたおかげで、素手で触ったり、持ったり、手のひらの上で歩かせたりできるようになった事が自分でもけっこうビックリしました。

また、ウニを取るために外洋に面しているリーフの近くまで行きました。そこでウニを採っていると、けっこう大きな波が体に容赦なく当たってきて。時折体を流されてしまいそうで、恐かったけれど、すごく気持ちのいいものでした。何度か海水を飲みそうになったけれど、なんとか飲まずにすんだので良かったです。

与論島の海にいる魚は「南の海なんだな」と実感させるような、コバルトブルーやレモンイエローなどの色彩豊かなものがいて、目でもすごく楽しめました。でも、いくらがんばって網で捕らえようとしても、すばやくチョロチョロ、スイスイと私のことをおちょくっているかの様に逃げていく所は楽しくなかったです。結局は色鮮やかな魚は採れなくて残念でした。

前浜に限らず、与論島周辺の海はすごく透き通っていて、浅い所なら海底や岩場が上から見えたのが、すごくきれいで感動しました。そして、短い時間ではあったけれど、潜って、海中から空を見たり、泳いでいるカワイイ魚達を見ることができてうれしかったです。ただ、本物の自然で生息しているサンゴ礁を見れると思っていたのに死滅していたのが悲しかったです。

前浜から帰る時は、着替えを持ってきていなかったので、水を滴らせながら、靴をギュポギュポいわせながらでしたが、なんだか、心地よい疲労感を感じながら歩いていました。

前浜以外では、最終日にした自転車での与論用内一周の時に、行く先々でおじさんやおばさんの人の温かみが感じられてうれしかったです。異動していて、道を尋ねた時や、植物の名前が見当つかなくなって、たまたまそこを歩いていたおばさんに聞いた時、ちょっと与論島での発音が難しくて全部は理解できなかったのだけれど、与論島同区徳の言葉で少しでも分かりやすいように丁寧に教えてくれて、親切な心に触れることができてよかったです。

今回の実習で、"サルカケミカンの果実でママレードを作ろう"とか"海水を採取して分析してみたいな"等を考えていたのでに、レポートの提出期限までに実行できなかったことが心残りです。

なぜできなかったかというと、サルカケミカンの方は果実も熟しているのをきちんと採取してきて、アルコールも一緒に袋に入れて持ってきたものの、帰ってすぐに調理しなかったために。与論島から帰ってきて3日目ぐらいには、果実が橙からドス黒い色に変わっていて、袋を開けると鼻につく様な臭いがしてきたので、調理はあきらめました。

海水や水道水は、ペットボトルに採取してきたのですが、富安先生に相談をしに行ったら、「ただ分析するのではなく、その結果を用いて何を伝えたいのか決めてから分析を行った方がいいよ」と言われたので、目下水について勉強中です。

今回のレポートには間に合わなかったけれど、採取してきた水はまだ捨てずにとってあるので、水中で何らかの化学変化が起こっている可能性があるけど、分析の方は行ってみようと思っています。

海で取ったウニをそのままその場で食べるということを初めてしました。思っていたよりも塩味がきいていてけっこうおいしかったです。ウニ取りも1日目よりも2日目という様にだんだんと上手になって、破壊するウニの個数が減っていってよかったです。

でもそれまでに、けっこうな数のウニの生命を奪ってしまったのがつらいです。ウニと戯れるようになったのもけっこう嬉しかったです、あのトゲが恐くて素手で触れなかったのに、平気で触れるようになったんです。ウニの骨片や口を実際に目で見ることができてよかったです。けっこう楽しくウニ採取ができていい経験になりました。

昔はよくおばあちゃんの家の近くに8月下旬頃には、トンボが群れて飛んでいたのでよく捕らえていたので沢山捕らえられるだろうと思っていたのに、現実は、トンボの群と遭遇することが1回しかなく、群がいるから頑張ったのにも関わらず1匹しかそこでは捕らえることができなかったのが残念でした。

与論から帰ってきてトンボをスケッチしている時、トンボを入れている袋を開けると異臭が少しして、スケッチをしに行くたびに臭覚とトンボも臭いが闘いながら鉛筆を走らせていきました。書き終わった時には、「もうこんなにトンボについて詳しく見ることはないだろうな」と思いました。

1つの植物(サルカケミカン)についてここまで詳しく調べたには初めてなので、このぐらいの調査で十分なものなのかどうか分からないのですが、自分なりに頑張ったと思います。ただ「ママレードを作るそ!!」と思い立ち、果実も採取して帰ってきたのに、腐らせてしまって作れなかったことが残念です。

また、植物採集をしていた時に話を聞かせてくれたおばさんの話でサルカケミカンをヤギの餌にしていたことを知り、辞典からの知識だけではなく、地元の人はもっと実用的に自分に役立つように利用していることを実感しました。

この実習では、直に自然にふれながら与論島の植物や蝶などの昆虫、海岸での動物について学ぶことができ、得るものが多く充実したものになりました。本当に今回の実習に参加して良かったと思います。

石山裕美


与論実習(地域自然環境実習)は、いろいろな経験・体験ができた。そして、また自然へ対する興味がわいた。

与論島は、本当に人の手があまり入っていない自然の島という印象である。

海の動物について、初めて学んだ。種の多様性を感じた。私は、哺乳類、鳥類以外の動物に触れることがとても苦手で、特にヌルヌルしているものや、(グロテスクなもの)、昆虫等は、ダメだった、今でも、ヌルヌルしていたりするナマコなどは、さわることはできないが、昆虫は少しずつ大丈夫になってきた。

自分で慣れたなと思うのは、チョウである。網で捕まえることができても、殺すことなんてできないと思っていたが、数匹のうちに慣れてしまった。今では、チョウを見ると「アミが欲しい、つかまえたい」と思うようになってしまった。

植物も多様だと思った。例えば、ハイビスカスは、色々な色があるのに驚いた。また、本土では見られないものなどもあった。

海岸動物や、林にある植物など、それぞれ、生活場所に対する形態を見ていて、とてもおもしろかった。

5日間の観察で、一番楽しかったのは、やはり最終日の自由観察で、自転車で島を半周くらいした。その後、海へ出て、ウニを多量に取ったのは楽しかった。

実習は本当にいい体験ができる。他に簡易的な実習が、1,2年のうちにあるといいと思います。

北園友実


海の生物たちは、陸と同様、生息場所に適応し、時には他の種と共生しながら、複雑かつ見事な生態系を作り上げてした。今後の研究の発展としては、今回取り上げることのできなかった、サンゴについて、知識を深めて生きたいと思っている。

今回のウニの観察でもっとも苦労したことは、やはりウニを採るときだろう。美しいそのままの形ですんなりとりたいのに、ウニはそれを許してくれず、あきらめが悪い。そのため、何十個というウニが傷ついてしまった。夢に出て来なければいいのだが..。今回の実験で、ウニについての考えが少し変わった。今なら、食わず嫌いのウニも、食べられるような気がする。

今回このレポート(動物自由研究)を書くにあたって、最も苦労したのは、次の2点である。まず、クモを採ったのはいいのだが、その置き場所。液ビンに入れてるから大丈夫だろうが、ただでさえ体が大きいのに、液ビンのガラスによって膨張されて見えて、さらに大きく見える。クモ好きの人ならともかく、苦手な人にとっては辛いものがあるだろう。与論の宿泊の部屋でも存在が嫌がられ、仕方なく部屋の隅の暗がりのところへおいておくしかなかった。

もう一つは、実際のナガマルコガネグモの観察。レポートの締め切りに追われ、心理的な部分からクモの観察レポートは一番最後に残ってしまっていた。おかげで、提出日の前後、それも深夜2時という時間に、恐ろしいほどの静けさの中でひとりクモを書き写す作業は何とも不気味だった。

こういう苦労も経てなんとかこのレポートを書き終えることができた。今後の研究課題としては、
1.コガネグモとの違い。
2.クモの網の張り方
などが挙げられ、大変興味深いところである。

今回、残念だったには、6月の下旬に鹿児島県の加治木で行われたクモ合戦に用があって行けなかったことである。この行事には、コガネグモが使われている。一度、見てみたい。

いつか、私の人生において最大の敵である蚊について、徹底的に調べてみたい。少しは考えたのだが、つぶさずに捕らえて、液ビンに入れるまでの勇気は、まだ私にはなかった。いつか決着をつけたいと思う。

今回、ブーゲンビレアを研究テーマに挙げてみて、最も難しかったにが、園芸品種であるだけに、その種類が多いのにも関わらず、見かけだけでは種を決定づけられないところである。

ほう葉の色や、葉の形や触り心地、樹長など、微妙なところで判断せざるを得なく、図鑑にのっているブーゲンビレアの写真だけに頼れないところも、しばしばあった。

実際にブーゲンビレアのそのほとんどが、名称ラベルのまま導入され、植物分類学上の学名、または変種名については不詳。葉の形や毛の有無、開花期などからグラーブラ種かスペクタビリス種と、おおまかに分けているのが現状であるらしい。

今回、私もそのような点に注目しながら、なんとかBougainvillea spectabilis Lateritia Willdと決定づけるに至った。

ところで、残念だったことが一つある。それは標本作製についてだ。与論島から帰ってきてから、マニュアルに従って、何回か、湿った新聞と乾いた新聞を取り替えていたのだが、気づいたときには、残念ながら、ブゲンビレアは枯れてしまい、標本としては使えなくなってしまっていた。理由としては、ブーゲンビレアはもともと樹種であるため、標本として乾燥しきれていなかったのか、移動の際の私の標本に対する無神経さが挙げられる。反省したい。

しかし、今回、このレポートを書くにあたって与論で持ち歩いていた野帳の裏表紙に、ほとんど押し花のような状態で、ブーゲンビレアの一輪の花がはさまっているのを発見。大変小さいが、標本として提出しておこうと思う。

今後の課題としては、今のところ、次の2点が挙げられる。

(1)ブーゲンビレアのはっきりした種別の殻底の発見
(2)オシロイバナとブーゲンビレアの違い。

時間があれば、上記のことについても、さらに研究を深めてみたい。今回の研究を通して、名前さえろくに知らなかったブーゲンビレアが、私にとって与論で最も愛する植物となった。大学生協の前のブーゲンビレアを見るたびに、与論のことを思い出すに違いない。

上記のレポートの最後に、それぞれの感想を書いてしまったので、ここれはそれら以外についての感想を述べてみようと思う。

まず、与論の実習があると知ったとき、行こうかどうか、はっきりいって迷った。なぜなら、私は来年、化学系の環境解析講座の方へ進もうと7〜8割がた決めていたからである。

私は特に、環境問題について興味があり、将来もそれに関わることに従事していきたいと思っている。環境問題について考えるとき、今やもはや専門性を越えた知識が必要とされている。専門性をもつのも、しれなりに大切なことであるが、そればかりにとらわれずに、物事をあらゆる視点から見つめていかなければならないだろう。と考え、今回の与論島での実習に参加することを決意した。

上記だけの理由なら、あまりにもかっこ良すぎるところもある。こう言えば怒られるかも知れないが、今だから白状すると、ただ”与論島に行きたかった””何事も経験あれ!”という思いも強かったような気がする。

私は、生まれは千葉県であるが、鹿児島に住んで約10年がたとうとしているのにもかかわらず、鹿児島の周りに多数存在する島という島に一回も行ったことがなかった。鹿児島から船で20時間かけてたどり着いた与論島は、鹿児島の桜島とほぼ同じ大きさという大変小さな島だったが、島全体がサンゴ礁で囲まれ、エメラルドグリーンの海の広がる予想以上に美しく素晴らしい島であった。こんな島での一週間は、まるで夢のようにあっという間に過ぎてしまった。

残念ながら、サンゴは、昨年の海水温上昇ににより、半分以上死んでいた。この現象は、何年かに一度訪れる現象で、いずれは生き返るだろう、ということを聞いて、ホッと胸をなで下ろしたのだが、なぜか心にひっかかるものがあった。果たして、ほんとうにサンゴは生き返るのか。ますます減少の道をだどり続けるのではないか。その答えはわたしたち自身にかかっているのだろう。

何年後か、またヨロンを訪れたとき、今度こそ美しいサンゴに出会えることを願いつつヨロンを後にした。

鹿児島では、関東・関西などの他の都市に比べると、確かに講演会やイベントが少なくて、いささか環境問題を学ぶのには不利なところだと、思っていた。でも、いざ一歩外に足を踏み出してみれば、ヨロンをはじめ、屋久島、奄美大島など、素晴らしい自然が待っていた。

確かに、環境問題を大学の講義や、専門書を読んで学ぶことは、大切なことだと思う。しかし、理論だけでは学べないものもある。

今年の3月、優れた環境政策を学ぶために、環境先進国であるドイツとデンマークに行って来た。そこで学ぶものも大きかったが、もっと身近な鹿児島にも学べるところがたくさんあった。今回の実習はそのことに気づかせてくれた。残された学生生活も、あと2年を切っている。さらに時間に余裕がなくなってしまうが、実際に自分の目と足と、少々のお金を使って、鹿児島の自然に会いに行きたいと思っている。

川畑友里江


与論島実習において、この海の生物の観察はほんとうに知らないことばかりの発見であった。野帳にただ羅列していた生物名を科分けするのがもんなに大変だとは思わなかった。

貝類の科の多さにくらくらしながらもけっこう楽しくやれたと思う。サンゴ礁の観察がもっとできたらよかったのにと、かなり残念に思う。でも、今回のことでサンゴの本もいろいろ読んでとても勉強になったと思う。サンゴ礁が復活したらまた見に行きたいと思っている。

あと、貝も岩礁帯にあるものだけではなくて、もう少し深いところの方も観察したかった。生きている貝でないとうまく特徴分けができないから、もう一つのレポート(動物自由研究)で少し苦労している。

海の生物は、自分なりの観察が少し少なかったような気がする。もうちょっとメモを取るなりしておけばよかったと思ってしまった。でも、本当に面白かったと思う。

動物散布植物にしようと決めたのがちょっと遅くなってしまったため、標本をしっかり全部とることができなかった。しかも、私は動物散布植物はトゲのある実をもつものだけだと単純に思っていて、調べ出すと、あれもこれもでまとまりがつかなくなってしまった。

本当はもっと、果肉のある種子の例をとりあげたかったが、そっちの方は標本もとってなかったし、調べるのもあまりしていなかったのでできなかった。不十分なのがすごく残念だ。だけど、いろいろな植物を調べていくうちに、科や花序のきまりなど、前よりよくわかることができたので良かった。植物のアルコールづけも初めての経験だったがなかなか楽しかった。

上村美恵子


マレーシアに引き続き、今回の与論実習でも貴重な経験ができた。勉強はもちろん与論の人々との交流が印象深く残っている。つまり、鹿児島市内の生活で、知らない人々と積極的に交流を持とうとしないせいもあるだろう。

知らない人達ばかりの内、知人とだけ仲良くしている所がある。その点、田舎(といっては悪いけれど)に行くと、開放的になり、落ちつく。私の祖母の家も田舎だが、そこがいい所で大好きだ。近所にコンビニがなくとも、車がなくとも、CDがなくとも、全然不便ではないし、退屈しない。その分、自然とふれあえる。マレーシア同様、帰ってきてからホームシック(?)にかかった。与論の風景・人々の顔が思い出される。

与論の人々は出会っただけでも年輩の方が多かった。若い人には数人しか会わなかったけれど、そても元気だった。必ずあいさつする。そても気持ち良かった。おばさん・おじさんは話しかけてくる。おばあさんはニコニコしている。赤碕灯台でアクセサリー作りをしていたおばあさんには、とてもお世話になった。九州大学の一年生の孫と、私達をだぶらせて涙ぐんでいた。民宿のマスターは元気だどうか。元気なはずだ。

植物では、海浜植物に興味を持った。海に近い=高温・砂地・真水(少)・潮風にさらされるということだが、実に多くの植物が生息していた。

また、熱帯植物もみかけた。バナナ、パパイヤなど。最終日に島一周をしたが、道が整備されていた。道、畑を作るため原生林が切り倒されていた。そのため赤土が流出していているそうだ。

動物で印象深かったものは、サンゴ礁だ。サンゴ破片・貝殻破片・岩石破片・有孔虫殻・ウニ棘、カニ甲羅破片だどから成る砂。白色のきれいな砂だった。海の色は薄い青色から深い青藍色に移り変わっていった。船の上から見たトビウオは感動的だった。

遠目ではマレーシアの海同様きれいな海だったが、海の中は違っていた。サンゴの大群、色鮮やかな魚、透明な水など全部そろっていたマレーシアの海とは対照的に、与論のサンゴは死んでいた。魚もあまり見られなかった(潜らなかったせいだろうか)。しかし、リーフエッジでは稚魚を多く見かけた。あと10年もすればサンゴ礁は回復すると言っていたが、本当にそうだろうか。異常気象がおきなければ順調に回復するだろうが、他の要因も加わってくる。赤土流出などによる水質汚濁だ。開発が進むにつれて、サンゴ礁が生息できる環境が失われているように思う。来年、また与論に行き、潜ってみて、少しでも回復していることを願う。できれば毎年潜って回復過程を見てみたい。

最後に、今回の実習に引率していただき、色々教えていただいた先生方に感謝するばかりです。来年もサンゴは見られないかもしれないけれど、与論では他の多くの事が学べる場所です。是非、ずっと続けてください。

一言いうなら、水着を持っていくべきです。そして波の静かな所では、泳いで潜って、海水魚なその観察をするのもいいと思います。泳げない人には説明(海の危険性)をして、海水につかる程度の観察をしてもらえればいいのではないでしょうか。泳げる人が水着なしで泳いだら、おぼれる確立が高くなり危険です。岩切くんみたいに重装備でくるのもいいけど、最低限水着ぐらいは持っていってもいいと思います。前におぼれた人がいたから、次から泳がせないというのは矛盾していると思います。来年からは是非水着を持っていってください。そしたら楽しい実習になると思います。

加藤夏絵


今回の実習で一番楽しみにしていたことは、南の島でいろんなものが見れるということでした。青い海やサンゴ礁はもちろん、星・動植物など何が見れるのか、どんな新しい発見があるのか楽しみでした。

実際に20時間の船上生活から与論島での生活まで、いつも充実していました。船の上からは空・海を眺めていました。「鹿児島から与論へいく間、海を見ていたら、海の色が変わっていくのがわかるよ」といわれていたので、注意して見ていました。途中、夜をはさんだのでわからないところもあるのだが鹿児島近くの海と、奄美・与論付近の海では、明らかに色が違うのがわかりました。

ただ船上で残念だったのは、星が見えなかったことです。船の明かりしかなかったので、晴れていればとてもきれいに見えたはずなのです。

与論島について、泊まる所を見ると、思っていた以上にきれいでまともな所だったので安心しました。

私は歩いて見てまわるのは好きなので。毎日の観察が楽しかったです。特に最終日は、自転車が使えたので、島内一周しました。自転車でまわると小さな島だなと感じたが、歩いて観察したり、海へ出たりすると、小さいなんて感じず、まだまだ知らないことばかりで、逆に大きく見えました。

マレーシアの実習では、私はヤスデを触ることができるようになったのだが、今回はクモを触れるようになりました。一つでも嫌いなものが克服出来たのでよかったです。しかし、ナマコはまだ克服できそうにないです。

私の与論島のイメージは「サンゴ礁に囲まれた島」でした。けれども、昨年の白化現象のおかげでサンゴは激減していました。死んだサンゴの上を歩いて、ポロポロと崩れるので、せつない気持ちになりました。10年も経てば元に戻るというが、私達の時間の感覚でいくととても長いです。いつかは元に戻るのだろうが、今回サンゴ礁を見ることができなくて残念でした。

実習全体を通して、雨にほとんど降られなかったので良かったです。こんなに晴れていたのも珍しいというので、私達は強運の持ち主だと思いました。

最後に、先生方や学科の人達と交流を深められたのがよかったです。楽しいだけでなく中身の充実した実習だったと思います。

真木英子


実習の前、先生方に「大変だ。きついぞ」と言われたわりにはとても楽しい8日間をすごすことができました。一日一日は、それなりにスケジュールがぎっしりつまっていてきつかったけど、夜は自由時間もあり睡眠もたっぷりとれたので、大きな疲れは残りませんでした。気候的にも調度良く、天気にもめぐまれて、とても充実していたと思います。

私は化学で入学し、今も化学と生物と迷っているのですが、今回の実習に参加して、とても生物に引かれました。今までナマコや、その他の海の生物などにさわったこともなかったのに、いろいろ見て手にしてみて、おもしろさがわかりました。

チョウもあんなに近くで見たのは初めてだと思います。とにかく、何もかもが初めてのものが多いでした。楽しさがわかり、その一つのことに何日も時間をかけてとりくんでいける幸せを感じました。とてもたくさんの事を知り、身に付けられたと思います。

実習を通して、一番よかったのは、先生や学科の人々と今まで以上に仲良くなれたことだと思います。8日間をずっと一緒に過ごし、いろんなことができました。特に、最終日のバーベキュー、花火では、また、新たな人格をみることができ、楽しかったです。島の人々もとてもやさしくのどかで、私は野生児のように走り回っていました。でも、とてもいい経験ができたと思います。

今回のような実習がまたできるといいです。それに、このまま、下級生にも続けてもらいたいです。他の人ができないような、いい経験になると思います。与論島から帰ってきて、体力的にも、精神的にも、かなりたくましくなったと思います。

江口朋美


今回の与論島での実習は、私にとって初めての野外実習でした。だから、実習ですることなすこと全てが新鮮でした。

昆虫採集のとき、初めはチョウの胸部をつぶすことに抵抗があったけど、慣れてくると抵抗なくできるようになったことや、ナマコに触れるようになったこと、ウニに触れるようになったことなど多くの初体験がありました。だから、実習の一日一日が過ぎるのがとても早く感じられ、充実した毎日だったと思います。

実際に野外に出て、自分の目で確かめることによって、とても多くのことを知ることができました。学校で聞いている講義だけでは知り得ないことだったと思います。

ナマコが自分の内蔵を出すことは本を読んで知っていましたが、実際に見たのは初めてで、もちろん、その内蔵が出てくる瞬間なんて初めて見ました。思わず、でてきた内蔵とナマコを写真に撮ったほどです。

また、ヤモリの鳴き声も初めて聞きました。夜、寝る時に鳴いていると、ちょっと気持ちが悪かったです。部屋の中に入ってこないかどうかずっと心配してました。結局、部屋にはヤモリは入ってこなかったけど、最終日に大きなゴキブリがでてきたのがちょっと困りものでした。

陸上にヤドカリがいたことにも驚きました。ヤドカリは、海にいるものだとばかり思っていたので、だから、陸上でヤドカリを見つけて何だか不思議な思いがしました。正直いって、「何でここにヤドカリがいるの?」という思いでした。

動物の自由研究のテーマが、ウニの大きさと成熟の度合いということで、ウニの解剖を行ったのですが、帰ってきてから実際に何個体を調べたのか数えてみたところ、全部で約140個体ものウニを調べていました。最終日に、赤碕海岸でウニを採ってきて、バーベキューが始まるまでの間、ひたすらウニの生殖巣を見ていたのです。さすがに手がウニ臭かったです。大変だったけど、すごく楽しかったです。これからのなかで、あんなにウニを解剖することはないんじゃないかと思います。

こんな感じで、すごく楽しく、いろいろな経験ができた実習でした。得たものもたくさんあり、自分の視野もかなり広がりました。地球環境科学科にきて正解だったと心から思います。また、これからもこのような野外実習の機会があれば、是非、参加したいです。

四元洋子


今年の実習は去年より日数は増えたそうだけど、時間的には少し忙しい感じがした。調べ物をしたりする時間がもう少しゆっくりあったら良かったと思った。しかし、体力的にはあまりきつくなかったし、自由に観察や採集が出来る時間と、最終日の丸一日自由行動が出来たのがとても良かった。

与論島に着いて最初に印象深かったのは、波で下が削られて不思議な形をした琉球石灰岩と、石灰岩が風化した赤い土だった。波にあらわれる黒いゴツゴツした岩場で、たくさんの生き物が潮溜りを利用したり、自分で穴を掘ったりして、生きていた。

岩場のわずかなすき間にはたくさんの種類の海岸植物も生えていた。厳しい環境の所にもそこに進出する生物がいて、うまくそこに適応して生活していく力強さに驚かされた。

与論民俗村も観光旅行みたいだとおもっていたけど、思っていたより、ずっと面白かった。その土地に合った作物を作り、いろいろな工夫をして、その土地に合った生活をしていた様子がよくわかった。自分が今までみてきた者の田舎の暮らしとは全く違う暮らしの様子が見られて、しれぞれの土地にはそれぞれの暮らし方があるのだと強く感じた。

今回の実習は自由に採集したり、観察したり出来たものがとても良かった。

金児景子


今回、現地に着くまで、一番楽しみにしていたのは、なんと言っても青い海だった、船が島に寄るたびに海の色が変わっていき、なんとも私をわくわくさせるのだ。しかし、与論に着いていろんな事が私の浮かれ心をビシビシ引き締めていく。最初はあまり何も考えていなかったのが、結局、最後は、このままじゃいなんな、とという意識改革の旅となった。

ロッジに着いてすぐ海岸植物の観察に行った。正直に言うと、私は「今日はもういいでしょう」とだらけていたのに、みんなは一生懸命ノートをとっていた。今回、先生方が「今年の生徒はよく頑張った」と言っておられたが、私はみんなの姿に驚き、遅れをとるまいと頑張ったのに過ぎないという気がする。

本番、1日目の午前中は、昆虫採集にでかけた。これが一番不安だった。何を隠そう、実は私、昆虫が苦手なのだ。嫌いおいうわけではなく、さわろうと思えばさわれるが、つぶすのは絶対無理だろうと思った。小さい頃、大きな蛾を誤って素足で踏んでしまい、そのときからだめになってしまった。案の定つぶせない。それでチョウを採っては他の人につぶしてもらったが、後半は、一人ひたすらエチレン瓶を持ち、クモを取りまくる。それでもずっと背中がぞくぞくしっぱなしであった。

次の日の植物採集ではレポートのテーマが思いつかず、一人で悶々としてしまった。後で、気づいたが、テーマを決めても一人で採集するのは難しい。図鑑で頭に叩き込んだつもりでも、持ち帰ってよく見ると違っていたりして、先生がそばにいるときに決めてしまうべきだった、と後悔した。決断力の無さが痛かった。

海での実習は心から楽しんだ。水が冷たいのは少し残念だったが、なんでもとった。昆虫に似ていても海のものだとさわれる。昆虫は素早い動きがいけながいけないのかもしれない。前浜でしか潜らなかったが、殺風景でサンゴもぼろぼろで残念だった。ここでは、ウニに気をとられてあまり他の生物を見なかったが、それに比べて赤碕海岸では、本当にいろんな生き物がいなたあと思う。

最終日は友達の恩師に島を案内してもらった。楽しかったのだが、思いっきり観光してしまい、自由研究が少ししかできなかったのに、少々不安をおぼえる。

結構、忙しかった気もするが、この実習ではいい思い出がたくさんできた。個人的に宮本先生の山の話や、打ち上げのときの楽しいお酒、学校にいては経験できないことをたくさんやれたし、見れたと思う。でも、楽しいだけではなく、反省すべき所もあった。おかげでこれからも頑張ろうという気持ちがわいてきた。自分では結構大きな収穫だと思っている。みんなに遅れないよう「積極的に、さっさと手際よく」今後はやっていきたいと思う。

河野舞子


今回、私は与論に行くのは初めてということで、かなり期待していた。環境コースがメインだったので、私たちの生命コースは少数で淋しかったが、環境コースの人たちの取り組みの良さにただただ驚くばかりだった。

与論実習では、朝昼と忙しく、いろいろな場所に観察に行ったが、私が一番印象深かったのは、最終日に行った「百合ヶ浜」だった。私の動物自由テーマ研究が星砂であるということもあり、百合ヶ花に行った。南国が初めてだった私には、砂の白さと海の青さが本当に新鮮で、今までの実習の大変さも忘れるぐらいや前浜とは比べられないほど多量の星砂が見つかった。本当に幸せの時間だった。

もう一つ印象的だったのは、やっぱり最終日の「飲み会」だった。環境コースの人はもちろん、生命コースの人(男子)とも話したことがなかったが、この機会を通じて話せるようになったことが嬉しかった。

実習自体は、朝〜夜までみっちりだったので、けっこうハードだった。普段は、あまり歩く機会がないが、与論ではかなりカロリーを消費できた。でも、大変だった分、自分なりには得たものがたくさんあったので、私的には、学ぶことが多かった実習だったと思う。

向吉由美


今思うことは「楽しかったけど、私はミクロ系を選んで正解だったかも」ということ。地環の人の毎日生き生きした姿を見せられて、「早く生命コースに帰りたい」などとホームシックのようなものにかかっていたのかもしれません。(生命のみんなも参加すれば良かったのに。)

それでも与論のあおい(ぴったしの漢字が思いつかない)空や海はやっぱり行って良かったと思わせてくれたし。ウニや蝶を採るのはなかなか楽しかったし。ナマコやヒトデ、いろんな種類の生き物を見て、「こんなところにもそれぞれの世界があるんだなー」などと訳の分からない事を思ってみたり。貴重な経験をさせてもらいました。

生活面では、食事の豪華さと宿舎のボロさ(失礼)のギャップにとまどいを感じながらも、「ここは生物やっている人が泊まるにはやっぱり最適だったかも」と思ってみたりもしました。(だって部屋の中に入るなりムカデの夫婦(?)はいるし、ヤモリ(?)のけんかは見れたし....) 天気も程良く良くて良かったし。

最後のバーベキューはもっと食べ物中心でいって欲しかったけど、まあ、今となっては楽しい思い出のひとつ。

往復の船はさすがにきつかったとは思うけど、どうやら私は船酔いしないタイプらしいということがわかりました。

お風呂で頭打ったところが未だに変形してちょっと悲しいけど、総合して楽しいことが多かった。

お友達との親密度も大幅にアップしたし。ある意味それが私にとって最大の収穫だったかもしれません。

もっと珊瑚をきちんと見たかった。いつかまた。

平野陽子


今回の実習は主に海岸の動植物の観察だった。前回のマレーシアの実習のとき1日だけだったけど海(サンゴ礁)を体験してみて非常に興味をもった。与論島のサンゴ礁はほとんど死んでいたけど、いつかきれいなサンゴ礁を見てやろうと思った。(よくテレビでやっているようなやつ)

しかしながらその死にかけたサンゴ礁にもまだまだたくさんの生物がいることに驚かされた。今回、最も印象に残っているのが岩切君の採ってきたハリセンボンとミノカサゴでした。(よく図鑑なんかで見るけど本物を見るのは初めてだったので)この2回の実習をきっかけにスキューバダイビングの免許を取りに行くことを決意しました。一生遊んでやるつもりです。

昔は下等な生物やグロテスクな生物はだいきらいだったんですけど、この地球環境生物学科にはいってめっきりだれてきた自分にちょっと驚いています。(いやいやなれというものは恐ろしい....) 熱帯の海というと魚やサンゴに眼が行きがちだけど、貝なんかの小さな生物を観察するのもいいことだと思った。

ウニっていうとどうしてもあの食べるやつが最初に頭に浮かんでくるのですが、意外と身近にいることを知った。(ちなみに自分はウニ食べられません) 最近、ウニというのが世界的にいい研究対象となっていることを知った。前浜ではかなり巨大なガンガゼを発見してちょっとブルーになった。海の生物は最近好きになってまだ知らないことは多いので、これからウニを含めてもっともっと追求していくつもりだ。

今回、与論島の植物の原産国、原産地域について調べてみたが熱帯〜亜熱帯にかけては世界中どこでも似たような気候であるためなかなか原産国、原産地域はわからなかった。自分が調べた中では、アフリカ、南米、中米(特にメキシコ)の比率が多いようだった。

不明が多いのは、もう世界中に分布してしまって、原産国、原産地域はその植物が発見されたときすでにわからなくなってしまっていたからだと思われる。

与論島は亜熱帯であるため熱帯の植物もよく生えていた。しかし、北からの温帯地域に生えている植物はあまりない気がした。このことから暑いところへの耐性はあまりないのかなと考えた。

今回調べた植物は、先生の説明した分と、ユンヌ楽園にあったものなので数が少ないかもしれない。さらにユンヌ楽園にあるものは与論島に通常ではないものも含まれているらしい。

ついでに調べた科の比率では大体まんべんなく分布している。しいていうならばトウダイグサ科の比率が多いようだ。ただし、与論島には大きな木はあまりなかったような気がする。(本当はあるのかもしれない)

今回の植物の実習における目標の30種の植物をいえるようになるという目標は達成できた。(かな?)

今回の与論島の実習で自分が取ったチョウは59匹でした。この中での傾向についてまとめる。まず科についてまとめるとタテハチョウ科の比率がやや多いものの採れた科だけでみると大体平均等に存在していることがわかる。次にとった個体数の科における比率についてみると、50%近くをアゲハチョウ科が占めている。この理由については、アオスジアゲハが簡単に捕まえられるという理由があると思われる。次にテングチョウ科の比率が多いが、これは近年大発生しているという理由があると思われる。

次は与論島で採ったチョウの種の比率であるが、これは採りにくい場所を飛んでいるものなどもあるので、信憑性は低い。ただし、ツマムラサキマダラ、シロオビアゲハ、ナガサキアゲハ、アオスジアゲハなんかはぱっと見た目でも多く飛んでいるのがわかった。

最後に♂♀の比率であるが、若干♂のほうが多いようである。この理由としては、少ない♀を勝ち取った強い♂の遺伝子が残るようになっているのではないかと考えた。

この実習で昆虫採集をして小さい時のわくわくしていた気持ちを思い出した。それとともに昆虫採集する機会や場所も少なくなってきななと思った。


与論実習記

5月27日(木)

15:30 いよいよ与論島に向けて出発するこきが来ましたわ。荷物をしょって学校に行くとほかの学部の人々に「なんだこいつは...」という顔で見られてました。

16:00 学校のバスに乗って新港に向かう。バスの中はかなり狭いですわ。

18:00 いよいよ出港ですわ。船の名前はクイーンコーラル。さすが地環軍団しっかり見送りに来てくれましたわ。最初のイベント出港式をやるものの冨山先生の”ひんしゅくだ!”の一言で終了。飲めずに損。

19:30 絶対食わんと思っていた食づ食堂の飯を食ってしまった。その後は”ゲームにまけて酒を飲もう大会”だった。最後に語り合って就寝。


5月28日(金)

 6:00 修学旅行生が降りるためにざわざわしていたので目覚める。

 7:00 再び屈辱の食堂を利用してしまう。サンドイッチを食す。その後、”おじゃる丸”を見てまったりして就寝。

12:00 トランプなんかをそつつ飯を食いに..”一平ちゃん”を食べる。そろそろ船にも飽きてきたぞと思いつつ、”はるちゃん”を見ながら寝る....”ここでねだめしておかんとね...。

14:30 とうとう与論島に到着。かなり小さい。ドアの閉まらないボロバスでお迎え。こんな場所だからちょっと趣深いぞ..。民宿に着く。”与論ビーチランドロッジ”部屋はパパイヤ。

15:30 民宿の周りをふらふら歩く。雨で必死にとっていたノートがぐちゃぐちゃになった...。ノートをとるのをあきらめた。

18:00 晩飯。たいそううまい。から揚げ、刺身、モズク、飯、味噌汁、かなりいいじゃん。マスターも粋でかなりいい人。

19:00 風呂に入る。シャワーだけかと思いきやなんと浴槽まであるじゃないですか。マレーシアと比べるとここは天国だよ。その後、ゲームで飲みましょう大会だった。あまり遅くまで騒ぐと悪いので就寝。

緊急事態発生: 実はわたくしスライドケースをなくしました。先生ごめんなさい。帰りにバスの中で発見。


5月29日(土)

 7:30 おきたらクーラーをつけっぱなしにしていたためかなり喉痛い。

 8:00 朝御飯。飯、海苔、焼き魚、などなどすばらしい朝ご飯と思いきや、卵がゆで卵...。

 9:00 バスで移動。そのあと私達の班は昆虫採集。このとき僕のうちにあった蝶への情熱が目覚めた...。

12:00 ビーチランドロッジへ帰って昼食。弁当だがうまいぞ。

13:00 ビーチランドロッジの裏の海で採集。いろんなものがいるぞ。海の男、崇がハリセンボンとミノカサゴをとってきた。その後、ナマコの解剖をした。

18:00 晩飯、さしみ、魚のタルタル、酢のものなどなど。

19:00 スライドの上映会。森君寝ていた。不覚にも私も寝た。その後、夏ちゃんと崇に髪を切ってもらった。

19:30 採ってきた蝶をちょこっと調べてその後飲んだ。


5月30日(日)

 7:30 起床。

 8:00 飯を食いに食堂へ。メニューは相変わらず。

 9:00 今日は昨日と同じコースで植物観察。宮本先生は外見とはうらはらにかなり面白い人だ。植物にも少し強くなった(気分...)

12:00 昼飯hあ弁当。

13:00 今日は崇のシュノーケルをつけて海で泳いだ。アオヒトデがいっぱい。

18:00 晩飯をくらう。いつもながらにうまいね。

19:00 先生のウニについての話。昨日に引き続き髪を切ってもらう。なかなかにさっぱりした。そのあと海岸へ胃ってオカピーいじめ。(本当は天然記念物らしい...)それから飲んだ。


5月31日(月)

 7:30 相変わらず起床後みんなそれぞれ瞑想。

 8:00 飯も相変わらず..。でもうまいぞ。

 9:00 今日は与論民俗村へ。ひと昔前の与論について学んだ。そのあとでんでん虫なんかを探しながら帰った。アフリカマイマイでかすぎ...。

12:00 昼飯も相変わらず弁当....。

13:00 午後はいつもの海岸でなくてバスで前浜へ。本日もシュノーケルで泳いだ。本日はシャコガイをゲット。(かなり穿り返すのに苦労した...。)帰りは歩いてビーチランドロッジへ。これがなかなか遠くてきつい。

18:00 晩飯。しし唐食って..からっ!!

19:00 今日は宮本先生の「これまでの生涯を振り返って」のスライドショー。この先生はかなり色々な人生経験をしているようだ。でもかなりうらやましい...

20:00 今日は海岸で花火をした。数本あった20連発で打ち合い。2発がわたしに命中。その後はフツーの花火をして、最後に恒例の海に向かって叫ぶ。そのあとちょこっと飲んで明日に備えて寝る。


6月1日(火)

 7:30 起床。そして瞑想。

 8:00 いつもどおりの朝飯。

 9:00 今日は貸し自転車に乗ってそれぞれ自分の調査に。わたしは蝶を採るため同じく昆虫を取る誠也とチャリで島1周をめざす。とりあえずユンヌ楽園に行って植物を調べつつ蝶を取る。中のお店で茶をしばきつつ地元の人と交流。

12:00 マスターお勧めのラーメン屋に行く。なかなかにうまい。なんといってもチャーシューというか豚の角煮というかこれがうまい。食っているときにマスターも登場。

13:00 午後は島の残りを半周しようかと思ったけど百合ヶ浜方面へバック。百合ヶ浜をちょっとのぞきに。ここで崇と一緒にもぐっていたというおっちゃんに遭遇。百合ヶ浜でまた地元の人と交流。すぐ帰るつもりが思わず長居をしてしまった。(これが後々に響いていくとはつゆ知らず) 帰り着いてもお昼寝できず。

18:00 とうとうきました。この実習のメインイベント。
    バーベキューパーティー。
作り方がまた豪快。肉はバケツに入っているのよ。んでもって鉄板に一気にひっくりかえす。そんでもって肉が焼けたら野菜を入れて肉で包んで蒸す。これがかなりうまいのよ。調理過程はわたくしシェフ田島がやらしてもらいました。そして宴もたけなわ飲み会に突入。途中で飛び入りでコントしたやつがいたらしい....。(残念ながらカメラを取りに行っていて見逃した...。)時間の経過ともに記憶があいまいに...。ししてなんと海岸にたどり着けずという事態に。まさに思い出半分。みんな楽しくやってくれ...。


6月2日(水)

 7:00 昨夜ぶっつぶれた私であるが、次の日まで酔いを残さないのがプロの技。えらくパッチリと目覚める。朝から”おじゃる丸”なんかを見てみる。

 8:00 いよいよ与論島最後の飯。みんな昨日の疲れが取れてないらしい。1名は完全脱落。

10:00 お土産屋さんに出発。まあ..いくらかのお土産を買う。

12:00 与論港に着く。出発まで写真なんかを撮って過ごす。そんなこんなしているうちに船は出発。さらば与論島...。

この後は、何気に過ごしました。起きたいときに起き、食いたいときに食う。そんなこんなしているうちに6月3日(木)の朝方学校に着いたとさ...。


総合評価

今回の与論島実習はかなり前々から楽しみにしていた。また、希望者がきているのでとても楽しくできた。生命の人と仲良くなるのも目的の一つだったが、ぼちぼちかな..。あとはそれぞれの先生の意外な一面が見れたのがかなり面白かった。マレーシアの実習では「陸の研究もいいな...」と思ったが、今回の実習では「海も捨てがたい」と思い出した。ん〜っ 難しい。ちなみにマレーシアの実習とこの与論の実習でスキューバの免許を取ろうと決心した。

田島史啓


与論の感想in 99

「南国」、この名に魅了され生命コースは殆どが与論行きを夢見たけど、日を追うごとに周りが与論を諦めていったのが今思えばとても残念。特に川畑くんは最後の申し込みに寝坊して諦めたので残念無念。

ともかく、生命コース8人が与論に参加しました。地球環境の人達が多くて少し淋しいかなと思ったりもしました。

長時間フェリーに乗るのは10〜15年振りでした。小さな時、瀬戸大橋がまだできてなくて、フェリーで四国に渡ったなとかおぼろげに思いながら乗ったんだけど、錦江湾を抜ける時はひどい船酔いで先が思いやられました。

南へ南へ行くに従って海(海岸)がうすく、青くなってきて、ウミガメは?とかイルカは?とかいって浮かれてきました。でも見なかったけど。

与論に着いてまず思ったのは山がない!!という事でした。そして赤土。ここは日本なのか?という光景でした。

与論では南国ムードにのまれてちょっとした開放感にわき返り、ちょっとおかしかった(自分自身が)かも知れない。

昆虫採集では、クモ集めに心を奪われて、身の毛もよだつ思いをしながらもただただクモを集めました(何故?)

植物採集の当日までテーマ(自由研究の)が決まらなくてでも、先生にヒントをもらうのも何だか癪だなあと思っていたこの負けず嫌いは、当日、ロッジ内のシマナンヨウスギの葉を見て右巻き、左巻きの両方が同個体で見られたので、「コレだ!」と思ってその日はハイビスカスの蕾むしりに没頭しました。右巻き、左巻きの比率・結果は別レポートのお楽しみです。

海岸へ出たのは本当にいい経験でした。実家は盆地で海がなく、海の生き物とかに触れる機会も少なかったので、本当に楽しかった。

そして与論島民がとてもフレンドリーだった。こっちまで楽しく挨拶ができて楽しい1週間だった。

与論での一番は人を知れたこと。同じクラスなのに喋ったことのない冨安君と喋れたり、先生と喋れたり楽しかった。

今、思い返しても何だか夢のような日々だったなぁと思います。鹿児島大学に進学してきて良かったなぁとしみじみ思います。地元の岡大だと決して味わえないだろうと。本当にいい経験だったと思います。

山本桂子


実習の感想は大きく3つに分けられる。

(1)人が多い。
(2)睡眠不足(光害)
(3)ハードスケジュール

(1)について

野外で先生1人を取り囲んでメモを取るのは大変であった。また、民俗村で説明を受けるとき、後ろのほうはほとんど声が聞けなかった。顕微鏡観察においては、ヒトの行列に驚いた。

他と比べるのはよくないと思うが、マレーシアでの実習の場合、少人数(生徒16名、先生2名)のため、皆が十分に学習できた。

しかしながら、人の多いことで、一人当たりの荷物量が減ったというメリットもあった。(ヒトが減れば荷物量も減ったかも)

(2)について

私の利用したロッジの窓は、両隣の窓と面しており、こちらが消灯しても両側からの蛍光灯の明かりが筒抜けでまぶしくて非常に寝辛かった。(タオルを目の上に置いて寝る努力をした)

睡眠は明日の心身の状態を大きく左右する。集団で行動するときには、疲れたり周囲の人に気を使って欲しい。

そこでこれからの与論実習への提案。

i)持ち物に「アイマスク」を加える。
ii)12時を過ぎれば原則的に消灯。(せめて「まめ電球」にする)
iii)「ロッジは夜さわぎたいグループ順に左から」など決めて早寝組と夜更かし組とで場所を分ける。

(3)について

毎日予定がびっしりで。体力勝負であった。連日の寝不足と重なりしんどかった。しかし、睡眠が十分に足りていれば、スケジュールをうまくこなせたかも知れない。

最後に、

以上を読んで、「神経質な人」と思われるかも知れないが、勉強を目的として実習に参加した生徒の率直な感想として受けとめていただきたい。

渡辺名月


マレーシアにつづいての外での実習、しかも私の好きな海の側ということもあってとても楽しみにしていた。

奄美は梅雨と聞いていたので、ずっと雨だったらイヤだなと思っていたが、雨だったのは、1日目だけ。あとはなかなか過ごしやすい天気だった。これも私達の日頃の行い(?)プラス強力な晴れ女、伊東真樹のおかげであろうか。住む所も、行く前から聞かされていたようなボロい所でもなく、食事もおいしく、大変快適であった。

実習内容は、アウトドアで実際目にしながら行うということでやる気も十分だったし、とても充実していたと思う。やはり南だけあって普段目にするこのとのできない植物・動物ともに大量にみることができてうれしかった。

朝から晩まで、びっしりと授業(実習)だと聞いていたけれど、実際は、それほどまで、つまっていたワケでもなくて、ちょうとよい忙しさであったと思う。

テーマを決め手やれと言われて、とてもあせったが、今思うとその方がこちらのやる気も出るし、何よりも能動的に勉強することができてよかった。

私は海洋生物に大変興味があって、そのために南にある鹿大に来たと自負していて、その私にとって海岸での生物採集は、本当におもしろかったし、興味深かった。

私が一番関心をもったのはナマコだった。私は昔からナマコとは親しんでいるので、全く平気だったが、私の実家で見るナマコは青ナマコとか赤ナマコがほとんどで、クロナマコを見たことはあまりなかったので、調子にのってつついて遊んでいたらいきなり内蔵を吐き出したのでびっくりした。話には聞いていたが本当に吐いたのを見たのは初めてだったのでとても嬉しかった(?) 解剖もできたし、カクレウオのカップルも見ることができたし、大満足だった。

ただ、残念なのは、サンゴが全滅していたことだ。前浜はほのすごくきれいと聞いていたので、はりきってシュノーケルも持っていったのに、ほとんど死んでいて無惨な姿になっていた。早く復活して欲しい。

最後の日の飲みでは先生達と仲良く(?)なれてとてもうれしかったし楽しかった。ホントにこの実習は大満足であった。

ただ、ゼイタク(ワガママ?)を言えば、事前にもっと生物や植物についての知識を身につけていった方が、もっと勉強になったのになと思った。直前は、バタバタしていて、何をどうすればいいのか、具体的に何を勉強するのかわからなかったから、事前にもうテーマを決めるとか、何時間か勉強するとかすればもっと身についたのになぁと思う。

でも、全体的に大満足だった。またゼッタイ行きたい。その時までにサンゴが復活していますように!!

玉井宏美


一番心配だったのは雨だった。与論はその頃梅雨だと聞いていたので、「毎日雨かよ」と思いながら船に乗った。着いたその日は予想的中といわんばかりにしとしと雨が降っていた。おまけに、宮本先生が”強烈雨女”と聞いて、うちのめされるようなショックを覚えた。

しかし、しかし、キセキはおこった!! 次の日から雨が一滴も降らなかった。「暑いことは暑いが、やっぱここは南の島、与論島!! 大いに汗をかいてエンジョイしようぜ」とばかりにけっこう毎日はりきってしまった。

一番楽しかったのがは、ナゼか昆虫採集だった。昔から虫は好きでも嫌いでもなかったので、チョウを捕まえて殺戮することに興味を覚えてしまったらしい。危険な兆候である。

もう一つ興味深々だったのは、ナマコ虐待だった。ナマコをいじめると内蔵を出すということを今回の実習で初めて知った。それでもナマコは復活するというから本当にびっくりした。イカリナマコはタコの足みたいなかっこうで、ブツブツ切れていった。変な生物だ。

その他に、オカヤドカリにも興味をそそられた。あんなにでかいヤドカリを見たのははじめてだった。つかまえて、部屋の中に囲いをつくっておいて、大丈夫だろうと夕飯を食べに行ったら、まんまと逃げられてしまった。どうやって逃げたのか謎だ。与論では、今まで見たこともない生物に出会えて退屈しなかった。

そういえば、ビーチランドロッジも最高だった。説明会の時に、フロは毎日入れないし、トイレのドアは閉まらなくて押さえながら入らねばならないなどと脅かされたが、毎日フロには入れるし、トイレには鍵もかかるし、メシはうまいし、クーラーもあるし、ということで最高であった。

一番、苦労したのが、自由研究のテーマ決めだった。テーマを決めるのに時間がかかって、なかなか思うように採集・観察の時間が取れなかったのが悔やまれる。

与論島に着く前に、もう少し勉強して、あらかじめテーマを決めてから、自由研究を行ったら、もっと深くできたのかなぁ?とも思う?

しかし、本当に楽しかった。特に打ち上げが最高だった。ここで一つ言っておきたいことが.....打ち上げの時に冨安君に飲ませたのは私ではありません。別に彼をおとしめる気はありませんが、彼は自ら飲んでいた。それだけは誤解しないでください。あの日以来、私は悪党呼ばわりだ!!

伊東新樹


実際に与論島に行く前までは、「あまり宿泊施設が良くない」と聞いていたので、不安であったが、与論島で生活してみて、不自由だと感じることはほとんどなかった。幸い、4日間とも晴れて様々な実習ができてとても勉強になった。

大学の講義では、実物を見ながら生物の名前や特徴を勉強するという機会がほとんどなかったので、なかなか知識として頭の中に入って来なかったが、与論では、海の生物にしても、昆虫にしても、植物にしても、実際にその生物を手にすることができたので、抵抗なく頭の中に知識として入れることができた。

このような講義がもっと増えたら好奇心も増えるだろうし、一度知識として取り入れたら簡単に忘れることはないだろうと思う。

生活面においても、規則正しい生活だったにで、風邪を引いたりすることもなく、快適に過ごせた。

最終日の打ち上げは非常に楽しかった。地球環境の人との交流はもちろんであったが、先生たちの意外な一面も見ることができたし、他にも色々な話を聞くことができた。

こういう実習をもっと増やしてくれればいいなと思う。今回はマクロ系のものが多かったが、ミクロ系のものもどんどんやってみたい。

野元未知


あの土産屋でよくみかける貝がタカラガイということを初めて知った。そして、あのつるつるした殻は、何か塗っているのではなくて、自然にひからびさせるとできることも分かった。

バケツに海水を入れ、採集したカタラガイを入れて置いた。そして、しばらくして中をのぞくと、黒くてもやもやした何かか、2〜3個体あるのに気づいた。誰かが別の生物を入れたと思い指でつまんで持ち上げると。あっという間に、黒いもやもやがタカラガイになった。おもわず叫んでしまった。外套膜の存在を知らなかったので、とても驚いた。友達は、外套膜の出たタカラガイをパッと見て気持ち悪がっていたが、私はずーっとみているうちになんだかとてもかわいく思えてきた。(変ですか?)

今まで、島に行く機会がなく、鹿大にいるうちに南の島に行ってみたいと思っていました。それが、ただの観光ではなく、山や海に入り、先生方の専門的な解説を聞きながら、自分の目で見て、触れて、学ぶ、という、とても有意義な体験付きで実現したのを、とても嬉しく思います。

出発前日はとても雨が降り、「明日は大丈夫かな」と不安でしたが、なんとか天気も回復しました。実習中も、ちょうどよい天気で過ごすことができ、良かったです。

生活面では、朝7時に起き、夕食は6時というとても規則ただしい生活でした。こんなに健康的な生活は何年振りからという感じでした。

初日は、部屋にクモやアリがいるだけで「ワー、ワー」騒いでいましたが、日が経つに連れそれにも慣れてきました。最後にヤモリが鳴いても、部屋の中の壁を歩いても、「あっ、ヤモリだ」くらいになっていました。

2年生の時に佐藤正典先生の授業で、「サンゴ礁の生物たち」という本を読みました。それを読んで、今まで全然知らなかったサンゴ礁をぜひ一度見て触りたいと思うようになりました。前浜では、さかりのサンゴ礁が死んでいて残念でしたが、生きているものもいて、それに触ることができました。

与論島の海はパンフレットで見るのと同じ色をしていて、本当にため息が出るくらい感動しました。水も澄んでいて、冷たくて、気持ちよかったです。

生命コースの人は少なくて、最初は寂しかったですが、地環の人とも仲良くなれて友達も増えました。

与論に行って、本当にいい事ばかりでした。参加してよかったと思います。

渡辺 愛


そもそも、この実習に参加しようと思ったのは、生物の分類とかいったものは、ただ生物を分けて、勝手に名前をつけるだけでは、より生物の本質的なものを求めるような行為とは異なるものだという感じが心のどこかに残っていたからかも知れない。

実習に行く前は、このように生物を分類するという行為の重要性をいささか認めつつも、実際は、その現場にふれてみないと分かりませんな、という気分だった。それで、実際にその分類のようなことを今回やってみて、実に大変な作業だと思った。

だから、その重要性を認めたというのは話が少しおかしいかも知れないが、大変だということは単純な方式で名前をつけるなり分類されているわけではないことを示す。つまり、本質を生物現象の基本単位とその相互作用にあると考える自分にとって、生物分類に対して、否定する要素はすでになく、認めても良いと思っただった。

ここまでのところで、多少、論理的におかしなところがあるかも知れないが、とにかく、なにかの学問の有用性を理解または認識できたということは、うれしいことだった。

それで、おかしな話はここまでとして、今回の与論島での実習は、実に楽しかった。具体的に何が楽しかったかというと、まず、あまり日常的に接する機会のない海に多く触れることができた事だ。

それは、海で泳いだのは、今回で10年ぶりだというほどの疎遠ぶりで、新奇なものをたくさん見れたのと同時に恐怖も体験した。自分はそんなんい泳ぎが得意な方ではないが、まったく泳げないわけではないというくらいのスイマーだ。しかし、泳げるということにしても、やはりプールのそれろ海ではまったく違った。

一番の恐怖は、泳ぎ疲れた時に足が着かないところではどうしようもないことだった。また、普通に浮かんでいるだけでは、潮で勝手に沖の方へと徐々に流されていることに気づいた時にも微かな恐怖を持った。

まあ、実際、足のとどかないような所では、あまり泳がず、ちょっと沖まで行くときも、岩場があって足のつきそうな所で、休み休みいったので、この恐怖に拘束されずに海の中の景色を十分楽しめたと思う。

山の景色は、自分の家のまわりと似たようなものだったが、蝶とかその他の昆虫がたくさんいたことはかなり違っていた。また、植物なんかは、見たことはあるのだが、名前は全然知らないというのが結構あった。ちょっと情けない気分を味わったものだ。

日常生活については、普段あまり親しくない人と話をできるようになってことがうれしかったし、色々と歩き回って、腹をすかして食べる飯は実においしかった。

そして、初めて経験した飲み会では、さらにたくさんの人と話をできたし、酔っぱらったら人はどうなるのかをじっくり観察できて、実に勉強になった。次の日、二日酔いになって、腹の内容物をすべて吐いて苦しかったことや、皆に迷惑をかけてしまったことは、苦い思い出だが、それ以上に楽しい有意義な実習であったと、今になって思うのだった。

冨安秀典


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