卒業研究と在学生
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新森研究室のセミナー(特別演習A,B)紹介

 私の研究は,コンピュータやネットワークなどの情報科学に関連する分野で,システムの信頼性やアルゴリズムの効率性などをキーワードに研究しています.主な研究テーマは,
  「高信頼度・高効率なデータ構造とアルゴリズムに関する研究」,
  「情報ネットワークの信頼性の数理的解析や評価方法に関する研究」,
  「コンピュータ・システムの構造的・確率的な解析に関する研究」
などです.私の研究室に配属された4年生で,卒業後大学院の修士課程やその後の博士課程に進学すると,これらの研究テーマに関連した研究を行うことになります.
 4年生のセミナー「数理情報科学特別演習A,B」では,アルゴリズムとデータ構造,グラフ・ネットワーク理論,情報理論,符号理論,暗号理論,信頼性理論,オペレーションズ・リサーチ,あるいは,プログラミング言語C, Visual Basic, Java, Pythonなどの中から題材を絞り,適当なテキストや研究資料を選定した後,基礎から取り組みます. 主に4月から8月の前半(特別演習A)では,情報科学全般に関連した基礎的なテキストや研究資料を選定し,輪講形式で学んで行きます.10月から2月初旬の後半(特別演習B)では,教員と個別に面談して各学生ごとのテーマを設定し,そのテーマに沿った専門書や論文などを題材に研究を行います.後半のテーマに沿った研究では,50ページ程度の「特別研究報告書」を最後にまとめて提出してもらいます.また2月初旬に「4年生・修士2年生の研究発表会」を毎年行っています.少しでも興味がある人は,詳しい話をしますので相談に来て下さい.研究室は理学部棟2号館4階ですが,事前にメール連絡してもらえると助かります.また,ゼミの終了後は,4年生・大学院生・教員の交流の場(お茶会)などがあり,ゼミの予習等で困ったときなどは,大学院の学生が個別にアドバイスしてくれることもあります.
 特別演習は原則として輪講形式で,題材によっては研究室のコンピュータとプロジェクタを利用しながら行います.具体的な題材や研究テーマは配属後相談して決定しますが,情報関連企業への就職を希望する人,教員や公務員を目指す人など,目標を持った意欲のある学生を希望します.参考までに,Webで「新森研究室」を検索し,「3. 研究室の卒業生・修了生の紹介」をクリックすると,過去の卒業生の研究題目などを見ることができます.


数理情報科学科の特別研究紹介(pdfファイル)


新森研究室の在学生

   

氏  名

出身等

  研 究 題 目  

進路の予定・希望など

川田 桃子
KAWADA Momoko
(学部4年)
 宮崎県立
 宮崎西高等学校卒
 Excel VBA関連  内定済
宮本 健斗
MIYAMOTO Kento
(学部4年)
 宮崎県立
 高鍋高等学校卒
 暗号関連  内定済
森澤 友貴
MORISAWA Yuki
(学部4年)
 大分県立
 別府鶴見丘高等学校
 アルゴリズム関連 内定済