2015年12月15日
geditエディターやviエディタは,プログラム,シェルや文章をファイルに打ち込むときに使用します.geditはスクリーンエディタで,ワードプロセッサのような使い勝手です.viはコマンドエディタですのコマンドを覚える必要があります.
1.geditエディタ
geditエディタはWordなどのワープロと使い勝手は同じです.一番上のメニューバーから「新規作成」,「保存」,「閉じる」などを選択します.
起動は
[nakao@kokufu2
nakao]$ gedit &
リターン
と入力します.”&”を加えるとgeditはバックグランドで実行され,ウインドウに次のコマンドを実行することができます.
2.viエディタ
2−1.起動
起動は以下のようにviのあとにファイル名を打ち込んで行います.
[nakao@kokufu2 nakao]$ vi test.dat リターン
2−2.終了
終了したいときには:を押して,続けてq,w,q!などを入力します.
q 変更を破棄して終了する.
q! 変更を強制的に破棄して終了する.
w 変更をファイルに書き込む.
wq 変更をファイルに書き込んで終了する.
2−3.入力
小文字のaを押すと入力モードとなる.この場合,カーソルのある文字の後ろから入力可能となる.入力モードはESCキーを押すことにより解除される.大文字のAはその行の最後に文字を付け加えたいときに使用する.この場合も入力モードの解除はESCキーである.
小文字のiを押すと入力モードとなり,カーソルのある文字の前に文字を挿入することができる.大文字のIはその行の先頭から文字を挿入するときに押下する.いずれの場合も解除はESCキーである.
一文字だけ置き換えたい場合は小文字のrを押下し,その後に文字キーを押すと置き換えが完了する.続けて何文字でも置き換えたい場合は大文字のRを押下し,その後置き換えたい文字を入力する.置き換えモードを解除するにはESCキーを押下する.
文字を一文字だけ削除したいときには削除する文字にカーソルを移動し,小文字のxを押下する.行全体を削除したいときには削除したい行にカーソルを移動し,小文字のdを押す.
カーソルの移動はキーボードの小文字のhjklを使って行う.小文字のhはカーソルを左に,小文字のlはカーソルを右に移動させるときに押す.小文字のjはカーソルを下に,小文字のkはカーソルを下に移動するときに押す.
ESCキー:各モードの解除
a : 入力モードにする.カーソルのある文字の後に挿入できる.
A : 入力モードにする.カーソルのある行の後ろに挿入できる.
i : 挿入モードにする.カーソルのある文字の前に挿入できる.
I : 挿入モードにする.カーソルのある行の先頭に挿入できる.
r : 一文字置き換え
R : 置き換えモードにする.カーソルのある文字以降が置き換わる.
h : カーソルを左に移動
l : カーソルを右に移動
j : カーソルを上に移動
k : カーソルを下に移動