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理学部長挨拶



理学部長 岡村浩昭  

 国内外でご活躍中の同窓生の皆様におかれましては、ご健勝のこととお喜び申し上げます。2019年4月より理学部長の任に就きました岡村浩昭です。就任のごあいさつに代えて、理学部の近況をご報告申し上げます。

 皆様ご承知の通り、現在の理学部は1997年の教養部廃止に伴って4学科(数理情報科学科、物理科学科、生命化学科、地球環境科学科)で教育研究を行っていますが、来年度、2020年からは、学科を集約し、理学部理学科へと改組する予定です。大学院も同様に理工学研究科理学専攻へと生まれ変わります。学生定員はこれまで通り、1学年185名(大学院博士前期課程は1学年64名)です。

 昨今、社会情勢は大きく変化しています。特に情報技術の飛躍的な進歩は、第4次産業革命と呼ばれるほどの影響を与えており、必要とされる職業や技術も大きく変わると予想されています。 私は、このような変化の激しい時代であればこそ、理学部の果たすべき役割は大きなものになると考えます。理学部の本質である真理の探求はどのような社会においても普遍的に必要とされるものです。また、基礎的な理学にしっかりと軸足を置き、学問の発展に貢献できる「研究する能力」を持った学生は、社会がどのように変わっても変化に対応して時代をリードすることができるでしょう。そのような研究を行い、優れた学生を育てることが、現在の理学部に課せられた使命です。 そのために、今回の改組では学科の枠を取り払い、教育と研究の自由度を高める体制を作りました。学生は1年次に基礎的な理学全般を学んだ後、2年次から本格的な専門教育を受けることになります。また、大学院進学を目指す学生のために、1年次から研究室に配属されて高度な教育を受け、4年次には大学院の講義を先取りできるコースも新設しました。

 今後の日本は人口減少に伴って、大学を含めた社会全体が厳しい時代に入っていくことが予想されます。そのような中で理学部の「研究する能力」の重要性はますます大きくなります。理学部同窓会の諸兄姉の皆様には、今後もご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願いいたします。




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