Newman, A.C.D. (1987) Chemistry of Clays and Clay Minerals, John Wiley & Sons, New York, 480 p.
コメント:粘土鉱物の基本的な分類、化学組成について記述し、溶液中での分散やイオン交換、熱的性質、触媒能、有機分子との反応等について解説している。発行年代は古いが、粘土鉱物学の入門者には十分な内容。上記構造に関するテキストとの姉妹版。
Dixon, J.B. and Weed, S.B. (1989) Minerals in Soil Environments, Soil Science Society of America,Madison, USA, 1244 p.
コメント:主要な粘土鉱物および粘土関連鉱物の全般についてまとめたテキスト。各鉱物ごとに、構造、化学組成、産状、生成機構、外部環境との反応性、その他の性質等について体系的にまとめられている。但し、生成機構については風化環境での反応が中心。金属水酸化物鉱物やアロフェン等の低結晶質鉱物については良くまとめられている。
Velde, B. (1995) Origin and Mineralogy of Clays, Spronger, New York, 334 p.
コメント:粘土鉱物の産状の生成機構についてまとめたテキスト。風化、続成、熱水の各作用に分けて粘土鉱物の産状や生成機構を解説している。
Farmer, V.C. (1974) The Infrared Spectra of Minerals, Mineralogical Society, London, 539 p.
コメント:粘土鉱物を含めた主要な珪酸塩鉱物、リン酸塩鉱物、硫酸塩鉱物の赤外吸収スメクトルと赤外吸収スメクトルの原理についてまとめたテキスト。