受験生のみなさま

理学部Q&A

Q1

理科系の勉強をしたいのですが、理学部と工学部・農学部・水産学部はどう違うのですか?

A1

理学部では、自然に潜む普遍的な法則を探求する教育・研究を行っています。(基礎科学)これに対し、工学部・農学部・水産学部では、基礎科学の成果に基づく科学技術の開発を行っています(応用科学)
基礎科学は、人類の知的営為の結晶として文化を構成するだけでなく、科学技術を根本から支えています。そのため、理学部で行われる研究は、応用を必ずしも目的としていなくても長い目でみれば役に立つ知識や技術を生み出すことになります。
同じ理系学部として共通点もありますが、純粋に知的好奇心に基づく研究ができるのは理学部だけです。生物の研究を例に取ると、農学部・水産学部では農林水産業に関する生物しか扱いませんが、理学部では学術上興味深いさまざまな生物を研究しています。

Q2

高等学校の数学や理科の授業科目と違う名前なので、学科を選ぶ時に迷うのですが…

A2

各学科の教育・研究内容と、高校の授業科目はおおよそ以下のように対応しています。

数理情報科学科

高校の数学に対応します。もちろん皆さんの知っている数学よりも奥が深く、バラエティーに富んだ新しい数学を研究し、教育を行っています。コンピュータに代表され現代社会の花形でもある情報科学もこの学科の柱のひとつです。

物理科学科

高校の物理・地学に対応します。物理と言っても、高校の時に習うものとは異なり、金属の電導性や素粒子の振る舞い、「カオス」の研究など様々な分野にわたります。また、宇宙に関する教育や研究も、宇宙誕生の瞬間に起こった素粒子物理学や電波を使って宇宙を探る研究や生命のいる惑星の研究など多様です。

生命化学科

高校の化学・生物に対応します。分子同士の相互作用から、複雑な化合物の合成と機能解明まで化学の広い分野にくわえて、生物の生命現象、細胞同士の相互作用まで化学と生物学の広い範囲をカバーしています。

地球環境科学科

高校の化学・生物・地学の科目に対応します。地球環境の理解のために、化学・生物学・地学の分野にまたがる知識をもとに、環境中のさまざまな化学物質の分析、生物の分類と生態、化石や地質の調査、地震、火山などの地球科学について教育・研究を行う学科です。

Q3

理学部は基礎を勉強する分、地味で古臭くないですか?

A3

大学の中でもっともロマンチックな研究とそれに基づいた教育をしていると自負しています。
宇宙はどうやってできたのだろう?生命はなぜ進化する?複雑を単純に理解できない?丸と三角が同じに見える世界がある!?化学反応はなぜ進む?地球の未来はどうなる?等々、高校生がもつ疑問、よりも中学生、いや小学生の頃に持った最も基本的、最も本質的な疑問が少しずつ解けてくると、次々に果てしない興味と興奮が広がっていきます。

Q4

理学部で勉強するために、高校時代どんなことに力をいれるべきですか?

A4

理科や数学が好きなのですね。大いに興味を膨らませてください。ただ、理科や数学だけに集中するだけではなく広い視野を持って勉強してください。
自然界に潜む重要な原理や法則を発見しても世界の人々に伝えなければ意味がありません。発見したことを皆に伝えるには豊かな表現力、特に文章を書けなくてはいけません。また理学の研究には体力が必要です。さらに巨大科学ではチームで仕事をしますから協調性も必要です。したがって好きな教科に偏ることなく、国語、英語、芸術、体育、課外活動等、充実した高校時代を過ごして下さい。

Q5

大学院ってどんなところですか?どうしたら入学できますか?

A5

理学部の教育は4年間ですが、さらに専門的に深く勉強をしたい人のために大学院があります。理学部に関連した大学院には、工学の分野と一緒になった鹿児島大学大学院理工学研究科があり、多くの卒業生が学んでいます。また、平成13年度から国立天文台および宇宙航空研究開発機構(旧宇宙開発事業団)と連携して教育が一段と充実されました。
大学院には、2年で修了する前期課程と、さらにその上に3年間勉強を続ける後期課程があります。前期課程に入る時も後期課程に入る時も入学試験があり、修了時に各々修士と博士と呼ばれる称号(学位)がもらえます。これらの称号は社会的に高く評価されます。

Q6

産業との関係が薄いようですが、就職はできますか?

A6

理学部では、自然界における真実を発見するための情熱に満ち、そのための情熱に満ち、そのための基本的能力を備えた人材を養成しています。研究者や教育者、博物館学芸員、科学ジャーナリストなどは、理学部で学んだ専門分野をそのまま生かすことのできる職業です。
科学技術が日進月歩で発展している現代社会では、すぐに働ける即戦力と臨機応変に発想できる人材が求められています。理学部は環境調査・IT推進などで即戦力となる人材を養成する一方、それ以上に後者の養成に成果を挙げていると考えています。自由で斬新な発想は、基本的な学問をしっかり見につけることによってのみ可能となるからです。卒業生の進路を見ていただければわかるように、理学部は社会のあらゆる場面で活躍できる人材を送り出してきましたが、これからもそうあるべく努力を続けます。

Q7

理学部を見学してみたいのですが、見学する機会はありますか?

A7

鹿児島大学理学部では、例年8月頃にオープンキャンパスを開催しており、県内はもちろん県外からも多くの方が参加されています。オープンキャンパスで行われる研究室の見学や体験講義、実験、実習をとおして大学や理学部、在学生の雰囲気を直に感じる事が出来るかと思います。オープンキャンパスについては毎年企画がまとまった時点で、こちらに掲載しますのでご覧下さい。
なお、その他に個人またはグループでの見学については随時受付けていますので、理学部学生係までお問い合せ下さい。